2018年の高級時計の新作が披露される国際高級時計展(SIHH)でリシャール・ミルがメディア向けに発表した新作は、1億円オーバー(!)の1本。エクストリームな腕時計を作り続ける孤高のブランド、リシャール・ミルらしさは今年も全開でした。

 

 

 

RM 53-01 パブロ・マクドナウ

アイスホッケーのスケート代わりに馬に乗ってボールを互いのゴールに入れ合う「ポロ」は日本ではあまり馴染みがありませんが、ヨーロッパでは紳士のスポーツとして非常に有名です。この馬上球技の歴史は古く、紀元前500年ごろにはペルシアで行われていた記録が残っているとか。リシャール・ミルの2018年新作は、ポロの世界で著名なプレーヤーであるパブロ・マクドナウとの共同開発モデルでした。

 

世界限定30本、価格1億円オーバーで発売される本機は、ケーブルサスペンションを用いた耐衝撃吸収構造によってトゥールビヨン搭載の手巻きキャリバーを支持。ケースにはカーボンTPT®ケースを採用し、縦49.94×横44.5mm、厚さ16.15mmとなります。

 

ユニークな点は、ラミネート加工が施されたサファイアクリスタルガラス。この処理を施すことで、もしポロのマレットが時計に当たったり、落馬した際に時計が馬に踏まれたりして、ガラスに衝撃が加わっても飛散せず、ムーブメントを保護し続けられるそうです。

 

時計全体が壊れてしまっては修理不可能ですが、ガラス交換だけなら再び使い続けられるという考え方に基づいた設計といえますが、フルスケルトンウオッチで耐衝撃構造を実現するというリシャール・ミルの発想、手法には驚かされるばかりです。

 

リシャール・ミル http://www.richardmille.jp