オランダを破り金メダルを獲得した日本女子パシュートチーム【写真:Getty Images】

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スピードスケート女子団体追い抜きの金で11個目のメダル「彼らの冬季五輪で最も成功」

 平昌五輪は21日、スピードスケート女子チームパシュート(団体追い抜き)が行われ、高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃、菊池彩花の日本チームが決勝でオランダを破り金メダルを獲得した。五輪新記録となる2分53秒89を叩き出し、スピードスケート王国を破る快挙に、海外メディアは「感銘的」「壮麗な猛プッシュ」と速報している。

 一糸乱れぬ連携を見せた日本が頂点に立った。準決勝では高木美、高木菜、菊池の3選手で臨み、カナダに圧勝。決勝では菊池を佐藤に変更し、王国オランダとのデッドヒートの末、最後は1秒59の差をつける堂々たる優勝だった。

 英公共放送「BBC」では映像ニュースで「日本が女子チームパシュートでオランダにショックを与えて金メダル」と速報。完璧な連携で叩き出した五輪記録については「BBC」電子版で「感銘的」と賞賛した。そして、最後の一周での逆転劇を「壮麗な最後の猛プッシュ」と高く評価している。

 日本勢今大会11個目となるメダルは、1998年の長野五輪の10個を越え、冬季五輪史上最多となった。記事ではこの点にも触れ、「平昌での日本のメダルは11個目となった。彼らの冬季五輪で最も成功したものとなった」とも紹介している。

 王国を上回っての偉業を、海外も称賛している。(THE ANSWER編集部)