昨季はドジャースでWS進出を果たしたダルビッシュ有【写真:Getty Images】

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米メディアが大特集「ダルビッシュと対戦するのはどのような感じ?」

 カブスダルビッシュ有投手が新天地で順調に調整を続けている。昨年まで対戦相手だった新たなチームメートはその投球を高く評価しており、決め球のスライダーについて絶賛。さらに「策略が抜群」という声も出ている。ESPNが「『フリスビーのように変化する』ユウ・ダルビッシュと対戦するのはどのような感じ? 同僚がすべてを語る」とのタイトルで報じている。

 ダルビッシュがカブスと対戦したのは、レギュラーシーズンでは1度のみ。レンジャーズ時代の2016年で、4回1/3を投げて2安打2失点9奪三振4四球で敗戦投手となっている。この年、カブスは世界一に輝いた。そして、昨年のポストシーズンではドジャースの一員としてカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に登板。6回1/3を6安打1失点7奪三振1四球で勝利投手となっている。

 このリーグ優勝決定シリーズでダルビッシュから唯一のヒットとなるホームランを放ったカイル・シュワーバー捕手は「彼の特徴的な点は、策略が抜群であるということだ。同じ角度からボールが出てくる。球も速く、欺くことができる。それが彼を際立たせている」と記事の中で絶賛。ワールドシリーズでは、クセから球種を見抜かれたことが2試合連続KOの原因と米メディアで報じられているが、修正できればその多彩な球種が打者にとって脅威となることは間違いない。

 また、遊撃のアディソン・ラッセルは「時折、フリスビーのような変化を見せる。彼が味方にいて嬉しいよ」と決め球のスライダーを称え、右翼のジェイソン・ヘイワードは「彼はスピードがあるだけではなく、様々な方向に球を変化させることができるような投手なんだ。打者として、様々なことに対応しなければならない」と、対峙する難しさを語ったという。

主砲も絶賛「彼は弱点に投げる術を知っている」

 ヘイワードが強調したダルビッシュの“凄み”は、やはり球種の多さ。メジャーでは、日本人よりも球種を絞っている投手が多く、どのボールも一級品の右腕の強みとなっている。「打者としてはひとつの球種に絞りたいだ。通常はファストボール、それからすべてに反応していく。彼は多くの選択肢を持っている。だから推測するのは不可能なんだ」。もちろん、まずはファストボールが強烈であるということも大きな要素だ。

 また、昨季レンジャーズに所属しているときは“粘り強さ”も話題に。得点圏に走者を置いた場面では相手打線を36打数無安打に抑え、球団記録を更新した。カブスの主砲アンソニー・リゾは「彼は弱点に投げる術を知っている。どのようにしたらコーナーに投げ続けることができるのかを理解している。彼の投球が待ちきれないよ」と記事の中で語っている。

 対戦相手として、ダルビッシュの凄さを知るからこそ、新たなチームメートたちは加入を歓迎する。2年ぶりの世界一へ、先発ローテの軸として期待に応えたいところだ。(Full-Count編集部)