1月コンビニ売上、大雪で客数減もまとめ買いで客単価増により既存店回復

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 日本フランチャイズチェーン協会の発表によると、コンビニエンスストアの1月売上は、客数の落ち込みを客単価がカバーしたことで、既存店売上が8カ月ぶりに前年同月比プラスとなったことが分かった。

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■既存店売上が8カ月ぶりに前年同月比プラス

 20日、日本フランチャイズチェーン協会が、2018年1月におけるコンビニエンスストア統計調査月報を発表した。店舗売上高は、既存店ベースが7,418億500万円で前年同月比+0.1%となり、既存店は8カ月ぶりのプラスとなった。

 全店ベースは8,373億8,000万円で前年同月比+2.1%となり、59カ月連続のプラスだった。ただし1月時の店舗数は5万5,310店で、昨年1月時の5万3,463店から1,847店(3.5%)増加したため、店舗数ほど売上は伸びていないことになる。

■大雪の影響で客数が減少

 全般的動向に「東・西日本海側で降雪量が多かったこと、また、下旬に関東甲信地方や東北太平洋側で大雪だったこと等から、来店客数に影響を及ぼした」とあるように、来店客数は、既存店ベースが11億7,509万人で前年同月比-2.8%と減少し、23カ月連続のマイナス。全店ベースでは13億3,053万6,000人で同+0.3%と伸び悩んだものの、こちらは3カ月連続のプラスとなった。

■まとめ買いなどで客単価が増加

 その一方で客単価は、既存店ベースが631.3円で前年同月比+2.9%、全店ベースで629.4円で同+1.8%と伸びたことから、客数の落ち込みをカバーして売上増加となった。その要因として、全般的動向では「野菜高騰の影響を受け、サラダ・カット野菜等が好調に推移」「冷凍食品・日用品等のまとめ買い」「カウンター商材や惣菜・調理麺等の中食は好調」と3つのポイントをあげている。

■既存店の客単価が全店を上回る

 全店の客単価は7カ月連続のプラスで好調なのだが、それ以上に既存店の客単価が34カ月連続のプラスとなっている。そのため、昨年11月の客単価(全店:605.5円、既存店:604.6円)から、12月(全店:640.5円、既存店641.8円)、そして1月と2カ月連続で既存店の客単価の方が全店の客単価を上回った。

 単純に考えれば、新規出店の効果(目新しさ、出店セール)が薄れているように思えるが、小規模店の出店が増えていることもありそうだ。コンビニ各社の今後の店舗展開に注目したい。