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韓国で開催中の平昌五輪2018の会場には、公式スポンサーがパビリオンを設置して様々な展示を行っています。その1社、サムスンはVRを使った体験ゾーンの他に、同社の過去の歴史的な携帯電話を展示していました。いまやGalaxyシリーズのスマートフォンが世界中で人気ですが、いまから10年前にはなかなか面白い製品を出していたのです。

○【SPH-S2300】光学3倍ズームケータイ(2004年)

パッと見るとデジタルカメラに見えるSPH-S2300は、沈動式のレンズを搭載した高性能カメラ携帯電話です。画質は320万画素と当時としてはかなり高く、3倍ズームレンズを内蔵。本体上部にはズームボタンも見えます。ストラップをつけて首からぶら下げ、デジタルカメラのようにして使うことができました。また背面はディスプレイの下に数字キーが並びますが、普通の携帯電話とは異なり数字2段配列と言う特殊なものでした。デジタルカメラと携帯電話を融合させるという、意欲的な製品だったのです。

○【SCH-B100】衛星放送TV対応の2画面ケータイ(2005年)

液晶ディスプレイを自社で製造するサムスンならではの製品といえる一台。ストレート型の携帯電話の背面に2枚目のディスプレイを搭載し、90度開くことで2つめの横長ディスプレイが現れます。このディスプレイには当時韓国で放送を開始した衛星TV(DMB方式)に対応し、携帯電話でTV番組を見ることができました。なお日本でも韓国と同じ衛星を使った「モバHO!」が2009年3月までサービスされていました。

○【SGH-i607】縦型キーボードの「ブラックジャック」(2007年)

ビジネスユーザーを中心にブラックベリー人気が高まったころ、サムスンから登場したのが通称「ブラックジャック」と呼ばれるキーボードスマートフォンです。Windows系のモバイルOSを採用し、PCとの連携もシームレスに出来る点を売りにしていました。実はこのi607がサムスン初のスマートフォンです。サムスンはこの後しばらくWindows MobileとSymbian OSをスマートフォンに採用していましたが、2009年からAndroid OSに切り替えGalaxyシリーズを送り出していくのです。

○【Serenata F310】高級オーディオケータイ(2007年)

オーディオメーカーの「バング・アンド・オルフセン(B&O)」とコラボレーションしたSerenataは、高音質な音楽再生と高性能なスピーカーを備えた高級オーディオ携帯電話です。小型のオーディオプレイヤーを上回る音楽再生性能は、「B&O」のロゴを付けるにふさわしい仕上がりになっています。ディスプレイの上にホイール型のコントローラを搭載し、さらに本体後部を上にスライドさせるとスピーカーが現れるというギミック。価格も20万円以上と高級オーディオ機レベルでしたが、その音質はオーディオマニアをうならせるほどだったと言います。

○【SPH-N270】スライドギミックのマトリックスフォン(2003年)

映画マトリックスシリーズの「The Matrix Reloaded」に登場した近未来をイメージした携帯電話。シリーズ第一作ではノキア製の携帯電話「Nokia 8110」が利用され、シャキーンとスライドする動きが大きな人気となりました。このSPH-N270も本体がスライドする機構になっています。映画公開に合わせ、アメリカのキャリア、Sprintで限定販売されただけの激レア製品です。

最近の各社のスマートフォンはデザインが似通ってしまっていますが、スマートフォン登場以前は様々なデザインの携帯電話が販売されていました。その中でもサムスンの端末はデザインバリエーションに飛んでいましたし、B&Oなどブランドとのコラボも数多く手掛けてきました。今後もスマートフォンは進化が続いていくでしょうが、過去にあった面白いデザインを何らかの形で取り入れ、他社にはない製品を再び世に送り出してほしいものです。