2014年4月16日に韓国南西部の珍島沖で沈没し、昨年3月下旬に引き揚げられた旅客船セウォル号の船体を起こすための事前作業が始まった。横倒しになっている船体の下に鉄製ビームを設置して海側に移動させ、海上クレーンを使って起こす計画だ。船体を起こす作業は6段階に分け、5月31日までに行う。セウォル号事故では299人が死亡し、5人が行方不明のままだ=21日、木浦(聯合ニュース)
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【木浦聯合ニュース】2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没し、海底から引き揚げられ昨年4月に全羅南道・木浦新港の埠頭(ふとう)に陸揚げされた旅客船セウォル号の船体を起こすための準備作業が21日、行われた。

 セウォル号の船体調査委員会によると、同港でこの日午前、韓国造船会社の現代三湖重工業が埠頭と垂直に横倒しになっている全長148メートルの船体を少しずつ動かして90度回転させ、埠頭と水平にする作業を4時間かけて無事に終えた。陸揚げして以降、船体を動かしたのは初めて。

 同社はまた、船体が置かれていた場所に小型フェンスを設置し、衣類など船体から出てきた遺留品を回収した。

 海上クレーンを使って船体を起こす作業は5月31日までに行う予定。セウォル号の事故では修学旅行中の高校生ら299人が死亡し、5人が行方不明のままとなっている。