日本ではまだまだ現金決済が多いと言われているが、他国の状況はどうなのだろうか。

クロスマーケティングは2月21日、日本、中国、アメリカ、ドイツの4か国を対象にした、決済に関する調査結果を発表した。調査対象は、各国の都市部に在住する、18歳から64歳。街中での買い物でよく使う決済手段に現金を挙げた人が最も多かったのはドイツの66.5%。日本は63%と、僅差でドイツを下回った。両国はまだ現金払いの人が多いようだ。

ドイツも現金決済が主流だが、デビットカードの普及率が日本より高い


一方、キャッシュレス化が進んでいるのが中国とアメリカだ。買い物で最も多く使う決済手段は、中国がスマートフォン(44.1%)、アメリカがクレジットカード(31%)となっている。アメリカではデビットカードの利用割合も28.4%と、他国と比べて飛びぬけて高い。

日本では、現金の次に多く使われているのはクレジットカードだった。しかし、スマートフォンの利用率はたったの1.5%、デビットカードは4か国中最も低い0.6%だ。現金派が多かったドイツも同じ傾向だったが、デビットカードの普及率は6.2%と、アメリカに次いで2位だった。

世界全体を見ると、キャッシュレス化の流れは止まらないようだ。5年前と現在を比較した決済手段の利用の増減を各国全体でみると、現金以外の決済手段はどれも増えたと回答した割合が高い。特に、スマートフォンは84%、電子マネーは60.6%が利用頻度増加を感じているようだ。

反面、現金決済が増えたと感じている人は21.5%に留まる。利用頻度が「減った」と回答した人は30.9%だった。クレジットカードやスマートフォンなどの利用頻度が減ったと感じている人は数パーセントから10%程度だったことを考えると、世界では今後もキャッシュレス化が進んでいくようだ。