Androidスマートフォンでの「てがき翻訳」の画面

アプリ名 てがき翻訳 提供元 株式会社NTTドコモ 料金 無料 登録 不要 URL https://www.nttdocomo.co.jp/service/tegaki_honyaku/ https://itunes.apple.com/jp/app/id1059323217(App Store) https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nttdocomo.android.writingtranslation(Google Play)

 最近、さまざまな翻訳デバイスを見かけるようになりました。利用シーンによって、どんなデバイスが合っているかは違います。ユーザーの嗜好やデバイスに対する習熟度も影響するでしょう。もし、ちょっと恥ずかしがり屋で、キーボード入力より手書き入力の方が好みというなら、「てがき翻訳」をお勧めします。

指やペンで書いたら、すぐ翻訳

 てがき翻訳は、NTTドコモがリリースしている翻訳アプリです。Android版とiOS版があり、インターネットに接続されているスマートフォンやタブレットで利用できます。

 最大の特徴は、入力方法が手書きであること。指やスタイラスで書かれた文字を認識し、そのまま6つの指定言語に翻訳して表示できます。イラストが描けるモードや、画像の取り込みも可能で、イラストや画像をベースに、その上に書かれた文字列を翻訳することもできます。

 現在、英語、中国語(北京)、中国語(台湾)、韓国語、フランス語、スペイン語、日本語の6言語に対応し、翻訳結果の読み上げ機能も備えています。

iPhone版の画面。翻訳元と翻訳先の言語の組み合わせは、あとから変更できます

 機能は非常にシンプルで、入力された文字列を翻訳するだけのもの。しかし、地味ながらも、手書きであるがゆえのメリットもあります。

 1つは喧噪が激しく、翻訳デバイスが音声を誤認識しやすい環境です。そんな場合でも、文字なら確実です。しかも、あわててキーボード操作をすると、緊張のあまり間違えやすいという方もいるでしょう。そんなときでも手書きなら安心です。

 実際、展示会のブースで、こちらの英語がうまく伝わらず、翻訳アプリを起動したものの、あわてたせいで誤字を連発してしまい、些細なことだったにも関わらず、言いたいことを伝えるのに時間が掛かってしまったことがありました。手書きであれば、もっとスムーズに伝えられたかもしれません。

iPhone版の文字入力画面

手書き文字をすばやく翻訳してくれます

 イラストが得意という方にとっても、てがき翻訳は役に立ちます。図を使いたいときは、左上のメニューから「絵を描く」にチェックを入れ、描画モードに切り替えてから図を描きます。

 描いた図に、さらに翻訳したい文字を書き入れるときは「絵を描く」をオフにして、手書き文字モードに戻してから書き込みます。すると文字だけを翻訳してくれます。そもそもイラストなら、文字に翻訳しなくても伝わることが多いもの。その両方を駆使することで、より深いコミュニケーションができそうです。

Androidタブレットの画面。イラスト入りでも文字を翻訳できます

 翻訳結果の表示位置は、スマートフォンとタブレットでは異なります。スマートフォンでは画面上部の専用エリアに表示されますが、タブレットでは手書き文字のすぐそばにも訳文が表示されます。このため、イラストや画像を使った質問では、どこが訳されたものか、とても分かりやすくなります。特に地図で道を聞きたいときや、写真に写っているものについて質問したいときに、威力を発揮するでしょう。

AndroidタブレットやiPadでは、手書き文字のそばに訳文を表示します

写真の上に書いた文字もこの通り

 ちなみに、てがき翻訳では、画像の取り込みも可能。画像は正方形で取り込まれるので、翻訳に使いたい写真などがあるなら、あらかじめトリミングしておくと目的の箇所をしっかり見せられます。

 なお、現在はやり直し機能がありません。取り消し線を引くことで文字を消して書き直せますが、タブレットと相性の悪いスタイラスでは、取り消し線がただの線として残ってしまい、翻訳が混乱することもあるようです。利用する際は、スムーズに書ける、デバイスとの相性のいいスタイラスペンを使いましょう。

 また、入力した文字列の保存もできないので、繰り返し同じ質問をしたいときは、その都度書く必要があります。スクリーンショットを撮るなどの工夫をしてみましょう。

 すでに使いたい翻訳デバイスやアプリがあったとしても、てがき翻訳に助けられるシーンはありそうです。

タブレットと相性のよくないスタイラスペンを使うと、書き直すのも大変です