団体追い抜き1回戦に臨んだ韓国チーム。レース中、キム・ボルム、朴智ウ(手前)と盧善英の差が広がっている=19日、江陵(聯合ニュース)

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【江陵聯合ニュース】平昌冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜き1回戦に出場した韓国代表チームのチームワーク不足や競技後のインタビューの発言が問題視されネット上で炎上した問題は、収まる気配を見せずにいる。批判を受けた選手が異例の謝罪会見を行ったものの、波紋はさらに続きそうだ。

 19日に行われた競技にキム・ボルム、朴智ウ (パク・ジウ)、盧善英(ノ・ソンヨン)の3選手で臨んだ韓国は7位に終わり準決勝進出を逃したが、盧が大幅に遅れてゴールしたことに対してキムが「(3人が同時に滑走する)団体追い抜きは最後にゴールした選手の記録が採用されるので、良い記録が出なかった」と発言したことで、盧個人に責任転嫁しているとの批判を受けた。

 青瓦台(大統領府)ホームページの掲示板には、この問題の真相解明とキム・朴両選手の国家代表資格の剥奪を求める請願が投稿され、1日足らずで20万人が賛同。20日午後8時15分現在、35万1345人が賛同した。30日以内に20万人以上の同意があった案件については、政府または青瓦台の高官が回答することになっている。

 一方、キムとペク・チョルギ監督は20日、記者会見を行った。出場競技が残っている選手と監督が、競技以外の内容で会見を開くのは異例だ。

 ペク監督は「盧が遅れていることをリンクの中から選手に伝えようとしたが、上手くいかなかった」として自らに責任があると説明し、キムは「インタビューでの発言を反省している」と泣きながら謝罪した。

 盧は前日の競技後のインタビューだけでなく、この日の会見にも姿を見せなかった。

 スピードスケート女子を巡っては、ショートトラックのメダル候補、沈錫希(シム・ソクヒ)がコーチから暴力を振るわれるなど、五輪の前から大韓氷上(スケート)競技連盟に対する国民の不信が高まっており、騒動は容易に収まりそうにない。