“ファーギー流”のアレンジに会場は…(画像は『2018 NBA All-Star 2018年2月18日付Twitter「Eight-time Grammy Award winner @Fergie to perform the U.S. National Anthem prior to tip-off of the 2018 #NBAAllStar Game!」』のスクリーンショット)

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米時間18日、ロサンゼルスの「ステイプルズ・センター」で開催されたNBAオールスターゲーム。そこで国歌を披露した人気歌手ファーギー(42)のパフォーマンスに、非難の声が多々あがっている。

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過去に何度もグラミー賞を受賞している人気バンド「ブラック・アイド・ピーズ」のボーカルとして高い人気を誇ったファーギー。観客らは彼女の歌う「星条旗(The Star-Spangled Banner)」を楽しみにしていたはず。黒のタイトなドレスに身を包み、キャットウォークさながらにマイクの前に歩み寄ったファーギーには大きな期待が寄せられていた。

しかしファーギーが一旦歌い始めると、会場は凍りついてしまう。極度にスローテンポ、どこかもの悲しささえ感じられる“ファーギー流”にアレンジされたブルース調の国歌は、会場にいたNBA選手らや観客を大きく困惑させたようだ。だが自身のパフォーマンスに酔いしれていたファーギーは、聴衆の反応にはまったく気づいていなかったもよう。歌い終わった途端トーンが一転、「さぁ、バスケッットボールの時間よ!」と溢れんばかりの笑顔で叫んだ。このギャップに会場は「どう反応したらよいのか…」といった雰囲気で、気まずい沈黙が流れたのであった。

ツイッター上では「史上最悪のパフォーマンス!」「まるで酔っ払って無理にセクシーに振舞おうとする友達の母親のよう」「トランプ大統領が弾劾される日はファーギーが国歌担当で決まりだね」など、彼女のパフォーマンスを酷評する意見が相次いだ。

さらにオールスターゲームでコメンテーターを務めていた元NBA選手チャールズ・バークレーは「異色のパフォーマンスを目にして、タバコで一服休憩を入れずにはいられなかった」とコメント。NBA選手トリスタン・トンプソンを恋人に持つクロエ・カーダシアンも「このオールスターのオープニングは何? 一体どうなってるのかワケがわからない! 誰か教えて」とツイート、やんわりファーギーのパフォーマンスを批判した。

一方で、ファーギーを擁護するセレブらも見られた。元NBA選手のシャキール・オニールは「ファーギー、愛してるよ。セクシーで一味違ったパフォーマンス、僕はいいと思った」、またマライア・キャリーも「ヘイターたちの言うことに耳を貸す必要は無用よ」と述べ、過去にいくつもの修羅場をくぐり抜けてきた“ディーバ”ならではの貫禄を見せた。

「いつもと違ってユニークでいい」という意見もあるようだが、時折大画面に映し出されていた選手やセレブらの困惑した顔や失笑する姿は、世間の大半の意見を物語っていると言えそうだ。

画像は『2018 NBA All-Star 2018年2月18日付Twitter「Eight-time Grammy Award winner @Fergie to perform the U.S. National Anthem prior to tip-off of the 2018 #NBAAllStar Game!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)