【今すぐ買える!普通じゃないクルマ&バイク】

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街中でごくごくたまーに、“なに、あのクルマ? カッコイイ!”と見惚れて、思わず目で追ってしまう“インパクト過多”なクルマに遭遇した経験はありませんか? でも、そんな時はだいたい、“どうせ改造車でしょ”って、諦めてしまいますよね?今回はそんな諦めたくなる“普通じゃない”クルマとバイクを厳選して集めました。ただし、実はこれらのクルマとバイク、欲しい人は新車で買えちゃいますよ。

走りに特化したピュアスポーツEV





GLM

Tommykaira ZZ

価格:864万円〜

【SPEC】

サイズ:L3865×W1735×H114mm

車両重量:850kg

バッテリー:リチウムイオン

駆動方式:MR

乗車定員:2人

最高出力:305hp

最大トルク:42.3kg-m

エアコンもナビもオーディオも標準では装備しない。ラゲッジスペースもほぼ皆無。だけれどクルマを操る楽しさは何ものにも代えがたい。そんな古き良き時代のスポーツカーを思わせる電気自動車(EV)が『トミーカイラZZ』だ。

誤解を恐れずに言えば本当にないものづくし。ソフトトップはつけられるけれど、フロントウインドウ以外に風を遮るものはなし。

ホイールの空転や横滑りを防止するトラクションコントロールはもちろんのこと、今のクルマには大抵ついているパワステもABSもない。ドアに至っては、外側にドアノブがないから内側のレバーを使って開ける。

けれど、それもこれもすべては純粋に走りを楽しむためのこだわりなのだ。EVなので高いパワーと長い航続距離を両立させるためには、電力を使う装備は少ないほうがいいし、クルマの挙動をハンドルやペダルから感じながら操る面白さを感じるなら余計な補助はないほうがいい。窓がない方が風を感じられて気持ちいいし、乗り降りだって意外とすぐに慣れる。

車体の設計もレーシングカーといって差し支えないほど。軽量さと剛性を兼ね備えたアルミバスタブフレームにボディはすべてFRP製。サスペンションもコーナーの挙動を安定させやすいダブルウィッシュボーン式だ。モーターとバッテリーは車体中心付近に配置したミッドシップで、最大出力305馬力を発揮。わずか3.9秒で静止状態から時速100kmまで加速する。スペックだけ見ても本気度が伝わってくるだろう。

運転してみると自分の一挙手一投足がそのまま反映されるかのようなリニアな走りが楽しめる。EVなので走り出しはなめらか。ペダルの踏み方どおりの加速を見せてくれる。ブレーキも踏み込んだ分だけ効いてくれるし、効き具合を足で確かめながら調節できる。

ハンドルからは路面の状況をダイレクトに感じられ、安定感は抜群の車体は不安なく運転に集中させてくれる。気になる航続距離も常にメーターに電池残量が表示されるので慌てなくて済む。

音もなく加速し、意のままに道を駆けぬけていく快感は、このクルマでなくては味わえないだろう。

充電スポットをあらかじめ確認すべし



フル充電での走行距離は最大120kmと少し心もとない。いざという時に備えて、購入前に近隣の充電スポットがどのくらいあるか確かめておこう。

購入問い合わせ先



GLM

TEL:0774-39-8822

※『デジモノステーション』2018年3月号より抜粋。

text石川順一

photo松川忍