今年もやってきました。吉祥寺に最も人があふれる『魔の季節』が……。それは毎年3月上旬〜中旬に発売される某ハナコの吉祥寺特集が連れてくるといっても過言ではありません。しかし今年の某ハナコは早い……。2月中に発売か……(ため息)。

人が多すぎる吉祥寺で、もうイヤーっ! と思ったときの店の件

今年もやってきました。

吉祥寺に最も人があふれる『魔の季節』が……。

それは毎年3月上旬〜中旬に発売される某ハナコの吉祥寺特集が連れてくるといっても過言ではありません。

しかし今年の某ハナコは早い……。

2月中に発売か……(ため息)。

イラスト/スタジヲワンツー

例年の某ハナコ発売日のアトレ吉祥寺の本屋、ブックファーストは壮観です。

通路サイドの最も目立つところに、某ハナコが、どどーん、バーン、バシーンと思いっきり山積み! 

日本中の某ハナコをここに全部集めてないか? と思いたくなるほどの大迫力です。

ちなみにブックファーストの平積みがこんな大変なことになるのは、村上春樹センセーの数年に1度の長編新刊が出るときくらい。

ちなみに某ハナコが出ると、地元民は「もう、困るわねぇ、人が多くなっちゃって(苦笑)」と若干イヤ〜な顔をしますが、あれは完全にポーズです(断言。私もそうです)。

口ではそうは言いながらも某ハナコを密かにゲットし、隅から隅まで熟読するのが、地元民の正しい姿なのです。

ちなみに注目点は3つ。

(1)自分の知らない店が出ていないか?

(2)チェックはしていたが、まだ行ったことのない店はどんな感じなのか?

(3)自分が普段通っている店は掲載されているのか、どうか?

が主なチェックポイント。

(1)と(2)は、まあ当たり前といえば、当たり前。

正しい某ハナコの使い方ですね。

問題は(3)の、自分が普段通っているお店が掲載されているかどうかだ。

万が一、掲載されていた場合は、4月頭のお花見シーズンが終わるまで、意識的に近づかないようにしなくては、いけません。

だって、店に入れないんだもん。

人がわんさか来ちゃって……。

3〜4月は吉祥寺の街全体が異常な季節なので、某ハナコ&お店に文句を言ってはいけません。

そのうち静かになるだろう……と、じっと耐え忍ぶのが地元民の正しい姿勢です……。

吉祥寺が人であふれたとき、地元のおっさん女子(私)なら、ココへ行く!

しかし、気候も春めいてくるこの時期、人が多すぎる吉祥寺……。

そして、お気に入りの店にも入れない。

こんなにストレスがたまることはありません。

そんなとき、どうするのか? 

正直、教えたくない。

本当に教えたくない。

かなりの勇気を振り絞って書くけど、五日市街道沿いの雑居ビルにある超隠れ家『G』に、私は行く。

隠れ家という表現は、実はあまりフィットしないんだよなー。

はっきり言って、倉庫なんだけど(苦笑)。

さらに、事務所感が漂ってるんだよね……。

『G』は、吉祥寺ではおなじみ、中道通りの湯村輝彦画伯の赤パンツ一丁カメラ男のオブジェがある、あのお店の系列。

調理器具や食器、家具、その他もろもろの雑貨を販売している店(というか、どう見てもここは倉庫)の、奥地のさらに奥に突然、喫茶スペースがあるのです。

店の雰囲気は「無理やりアンティーク」といえなくもないが、基本は倉庫(くどい!)。

でも、天井が高くて、たくさんのモノがあって、雑然としていたほうが、かえって落ち着くという人にはおすすめ。

先日、座った席の近くにはスキー板が数本、雑な感じで置いてあった。

スキー板だよ……。

とっても謎だよ。需要はあるのか……? 

平昌オリンピック需要狙い……?

ちなみに、フードやスイーツもあって、ナポリタンが美味しいです。

カレーや生姜焼きなんかもあるよ。

コーヒーは1杯260円+税(安い!)。

喫煙OKなので、それが嫌な人は行かなくていいと思うが、この時期、背に腹は変えられない。

実は、入るのにけっこう勇気がいるので、いつも空いていて、土日祝も快適。

吉祥寺地元民でも知らない人は多い気がする穴場なのである。

連載第23回でおっさん女子がディスった、吉祥寺の喫茶店&カフェの禁止フルスロットルもありません。

うーむ、パラダイス!

ただ、倉庫なので(笑)、季節&気候によっては寒い。

冷え性の女子は気をつけろ! 

ひざ掛けとか、そんなシャレたものは用意されておりません。

でも、そこがいいんだけど。

テーブルも広くてパソコン&仕事もできるよ。

この『G』を含む『V』系列店の社長T氏は、実は吉祥寺の有名人。

いつだったか、路上で知人にバッタリ会ったようで「面白い物件が出たから、これから見に行くんだ!」と言いながら、ほとんどそれはスキップじゃね? という軽い足取りで歩いていたのを目撃。

なんだか楽しそうで、いいな、と思ったおっさん女子であった。

そして、某ハナコ吉祥寺特集が発売されて、しばらくすると花見シーズンが到来して、吉祥寺はさらに超カオスになるのであった……。

あーあ。

天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま〜に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。