岡山芳泉高等学校(岡山)

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岡山芳泉高校野球部

守り勝つ野球で、昨秋は県16強へ

■文武両道を掲げる県内有数の進学校 岡山県岡山市にある岡山県立岡山芳泉高等学校は、1974年に開校。進学重視型単位制を導入し、生徒の学力に合った学習到達度別授業などを行っている。部活動も多くの部が全国大会や中国大会に出場。野球部は昨秋、東部地区予選を勝ち上がると、岡山大会でも1勝を挙げベスト16に進出。その戦績が認められ、岡山県の21世紀枠推薦校にも選出された。

■岡山芳泉野球部の紹介 野球部は2年生16名、1年生15名の計31名。昨秋、新チームは「守り勝つ野球」をテーマにスタート。学校のグラウンドはスペースが狭く練習試合ができないため、相手校のグラウンドや球場を借りて試合をすることが多いが、工夫しながら練習に励んでいる。また、「時には10kmを走り込むなど、精神的にも体力的にもきついトレーニングが課されたけれど、みんなで乗り越えてきた」と、青山 大輝主将は胸を張る。

■秋季大会を振り返って 岡山大会の初戦で総社南と対戦し1対0で勝利。「両軍とも得点が奪えない展開のなか、エースの金村が粘ってくれた」と、青山主将。試合は8回裏、一死二塁から森岡選手のタイムリーヒットで先取点を挙げ、そのまま勝利。「岡山大会という舞台で相手に1点も取らせることなく、失策なしで試合を終えることができて感動しました」と振り返っている。

■この冬の意気込み! 「春は岡山大会に出場し、夏の大会のシード権獲得を目指します。目標はベスト8です」と、青山主将。そのためにこの冬は「守備のフットワークの向上」「チャンスをものにするため、どんなボールにも対応できるバッティング技術の習得」「体重5kg増」をテーマにトレーニングに勤しんでいる。

「やるべきことは、すべてやった」と思えるくらい追い込みたいティーバッティングを行う様子

ここからは、金村 源選手と山下 塁副主将のお二人にお話を伺いました!

Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。

金村:投球フォームがバラバラで制球ができていないことが課題です山下:スイングスピードや足の速さ、球の速さなど、様々なスピードが足りていないところと、野球へ取り組む姿勢が甘いところです。

Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください

金村:下半身を強化して制球を安定させ、球のキレを上げたいです。山下:140キロのボールに対応できるスイングスピードを身に付け、変化球やインコースのボールも打てるようにしたいです。

Q. 応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?

金村:全力投球! そして、相手に向かっていく気持ちを見てほしい。山下:周囲への声がけです。

Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?

金村:トレーニングの時、よく声が出ていて活気があり、チーム全体の士気が高いところです。山下:ここ一番での集中力の高さでは負けません。

Q. このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!

金村:昨夏と秋の敗戦をバネにし、この冬は心身ともに強くなって芳泉を勝利に導きたい!山下:「やるべきことは、すべてやった」と試合前に思えるくらい、自分を追い込む冬にします!

金村選手、山下選手、ありがとうございました!

現状に満足せず、厳しい冬を乗り越えてほしい!バッティング練習の様子

 上田 淳平部長にお話を伺いました!

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。

 「投手を中心に守備からリズムを作り、接戦を勝ち抜くチーム」がテーマでした。

Q. 昨秋の大会を振り返り、冬の強化ポイントを教えてください。

 秋の大会ではバッティング面に課題が見られたため、バッティング練習を中心に個々の基礎能力を高めていきたいです。

Q. 厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!

 春になれば他校はガラッと変わってくる。だから、現状に満足せず、選手同士で声を掛け合って、厳しい冬を乗り越えてほしい。冬が明けた時、チームがどのように変わっているか楽しみにしている!

上田部長、そして岡山芳泉高校野球部の皆様ありがとうございました!