ベンチ前から檄を飛ばすガットゥーゾ監督 photo/Getty Images

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ACミランは18日、セリエA第25節でサンプドリアをホームへ迎え入れた。13分にジャコモ・ボナヴェントゥーラのゴールで先制したミランは、最後までこの1点を守りきり、1-0でサンプドリアを撃破。この結果、7位のミランはリーグ戦でここ7試合負けなし(5勝2分)となっており、ヨーロッパリーグ圏内の6位につけていたサンプドリアと勝ち点で並んだ。

試合後、伊『PREMIUM SPORT』のインタビューに応じたジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は「ミランには自信が必要だった。特別なことはしていない。選手たちは偉大な可能性を信じて、トレーニングで最善を尽くしてくれている。彼らに満足しているよ。私はサッカーを理解するための方法や戦術概念を持ってここへ来ただけ。全ては選手のおかげだ。私は単にアイディアを提案するだけで、主人公はあくまで選手たちだからね」と明かした。

さらに「ここへ来たとき、私は何も期待されていなかった。みんなが温かいポテトを手にしたぐらいだと理解していたよ。ただ、私は簡単な物事よりも、困難な状況が好きなんだ。ここは私の故郷だし、だからミランを選んだよ。ここは私の一部で、14年間もミランのユニフォームを着て来た。ここで働けることは光栄だし、最後までどうなるかを見てみたい。選手たちにとって、シーズン終了まで私は悪夢となってしまうかもしれないけどね」と述べている。

昨夏の移籍市場で大型補強を行ったが、思うような成績を残すことができていなかったミラン。一時は二桁順位の11位まで低迷したものの、ガットゥーゾ監督は古巣を立て直して見せた。前半戦で好調だった暫定4位のインテルが失速したこともあり、チャンピオンズリーグ圏内まで勝ち点差「7」まで縮めている。この勢いで最終節まで駆け抜けることができれば、絶望的かと思われたCL出場権獲得も夢ではなさそうだ。来季、ミランは2013-14以来5シーズンぶりに欧州最高峰のコンペティションへ参加することができるのか。

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