【今すぐ買える!普通じゃないクルマ&バイク】

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街中でごくごくたまーに、“なに、あのクルマ? カッコイイ!”と見惚れて、思わず目で追ってしまう“インパクト過多”なクルマに遭遇した経験はありませんか? でも、そんな時はだいたい、“どうせ改造車でしょ”って、諦めてしまいますよね?今回はそんな諦めたくなる“普通じゃない”クルマとバイクを厳選して集めました。ただし、実はこれらのクルマとバイク、欲しい人は新車で買えちゃいますよ。

キャビンのフレームは木製! 80年以上生産が続く生ける伝説





Morgan

4/4 2seater

価格:690万円〜

【SPEC】

サイズ:L4010×W1630×H1220mm

車両重量: 840kg

パワートレイン:1595cc 4気筒エンジン

駆動方式:2WD(後輪駆動)

乗車定員:2人

最高出力:115hp/6100rpm

最大トルク:142Nm/4600rpm

クラシックカーのような雰囲気……と、このクルマを表現するのは正しくないだろう。モーガン社の『4/4』が生まれたのは1936年。それから一度もフルモデルチェンジをすることなく、英国のファクトリーで生産が続いている本物のクラシックカーなのだ。

製造はすべて熟練した職人たちのハンドメイドで行なわれ、キャビン部分のフレームはなんと木製!(プラットフォームは金属製)ボンネットのルーバーなども手作業でプレスされている。

製造過程の写真を見ると、クルマの製造というよりはハンドメイドの家具を作っているようにすら見える。最近でこそファクトリー内での分業が進んできたが、少し前までは1人の職人が1台のクルマをすべて組み上げていたため、車体を見ると誰が担当したものかがわかるほどだったという。もはや単なるクルマではなく、歴史的な工芸品と呼んだほうがしっくりくるような佇まいだ。

フロントフェンダーからキャビンに至る流麗な曲線やワイヤー式のホイール、金属製のバンパーなど、このクルマでしか見られなくなってしまったような造形も数多い。ウォールナットを用いたインパネも、キャビン部分が木製であることを考えると仕上げにウッドパネルを貼り付けたような内装とは意味が異なる。

現在、モーガンのラインアップは4種類。写真の『4/4』は1.6リッター4気筒エンジンを搭載し、『Plus4』はこれが145馬力の2リッターに、『Roadster』は209馬力の3.8リッターV6エンジンとなる。車体の設計は基本的に同一だ。これに加えて、バイク用の2リッターVツインエンジンを搭載した3ホイーラーも存在する。

設計が古いとはいえ生まれはスポーツカー。840kgの軽量な車体とオードドックスな足回りは予想以上に俊敏で、ドライビングの基本を思い出させてくれる。多くのクルマを乗り継いだオーナーが最後にたどり着くといわれるのもうなずける話だ。

カラーや仕上げはオーダーが可能



ボディカラーや内装の仕上げ、外装パーツなどのセレクトは細かな部分までオーダーが可能。1台ずつハンドメイドで作られるため、納期は変動するので確認が必要だ。

購入問い合わせ先



モーガン・オート・イワセ

TEL:03-3758-6721

※『デジモノステーション』2018年3月号より抜粋。

text増谷茂樹

photo松川忍