iPhone XのOLEDディスプレイパネルを独占的に供給するSamsungですが、OLED基板とディスプレイパネルの生産能力過剰状態に陥っている模様です。その原因がiPhone Xの不調にあると報道されましたが、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)の主張と相反しており、信ぴょう性が疑われています。

iPhone Xの生産台数半減の報道と似た内容

Nikkei Asian Reviewは16日、Appleのフラグシップ機iPhone Xの売上不振がサプライヤーに対してカスケード効果を生み、SamsungのOLEDパネルの生産能力が過剰状態になっていると報じました。
 
しかしながら同メディアは、中国のOLEDパネルメーカーが生産能力を拡大させており、LG DisplayとBOE TechnologyのディスプレイパネルもiPhoneのサプライチェーンに組み込まれると同時に伝えており、矛盾がみられます。記事で引用されている調査会社IHS Markitのデータは、Appleが需給バランスの失調を起こしていると示唆するものではなく、記事自体の信ぴょう性が疑われると米メディアAppleInsiderは分析しています。
 
今回のNikkei Asian Reviewの報道は、iPhone Xの2018年第1四半期の生産台数目標が半減したとの先月末の記事と内容的にほぼ同じものです。この報道に対し、iPhone Xの生産台数半減との報道は誇張であると村田製作所が反論するなど、信頼性に疑問が生じており、最新の報道の真偽も問われています。
 
Appleのティム・クックCEOは最新の決算報告書の中で「Apple史上最高の四半期となり、新iPhoneライナップから最も高い収益が得られた」と語っています。「iPhone Xは我々の予想を超え、11月の出荷開始以来、毎週最も売れているiPhoneとなっている」と同氏はiPhoneの好調具合を表現しています。
 
 
Source:Nikkei Asian Review via AppleInsider
(lexi)