桂花園 丁葛特選24本詰め合せ

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桂花園の葛湯、丁葛(ちょうくず)と出会ったのは、もう30年以上前。今思えば、私が葛湯好きになったのは、幼いころにこの葛湯と出会ったからかもしれません。

年齢がばれそうですが(笑)、小学生の頃、親戚から毎年冬に届くのを楽しみにしていました。葛粉がつまった和紙の小袋。その口がきれいに寄せられ、紙紐できゅっとくくった包装は当時も同じ。子供ながらに「手間がかかった高級品」というオーラを感じていました。

当時は、電子レンジが家庭に普及する前。葛はぬるいお湯ではとろとろになってくれません。かといって、最初から熱々のお湯をたっぷり注ぐと玉が残ってしまうことも…こんな失敗を経験して、自分が好きな葛湯を美味しく作るために試行錯誤していたのをおぼえています。

大学進学・就職と家からはなれ、桂花園の葛湯のことも記憶の端に追いやられていました。しかし、10年ほど前にデパ地下の「全国銘菓コーナー」で再会。私の葛湯好きが再燃するきっかけになりました。

葛湯好きとしてのこだわりポイントは、「本葛だけ」を使っていること。「くず湯だから葛を使うのは当たり前でしょ?」と思われるかもしれませんが、スーパーなどで売っているくず湯は、「葛+でんぷん(馬鈴薯)」や「でんぷん」だけというものがほとんど。桂花園の丁葛は、むかしから本葛だけで作られた「本物の葛湯」というところが、葛湯好きにとって「特別」な理由なのです。

風邪のひき始めに使われる漢方薬、「葛根湯」にも葛という字が入っているように、本葛は生薬の「葛根(葛の根)」から取り出したでんぷんです。葛根自体には色々な効果(首や肩のこわばりをとる、女性ホルモンサポートなど)がありますが、でんぷんだけを取り出した葛湯にはそこまで強い効果はありません。「寒くてこわばった体をほぐしてくれるもの」として楽しむのが、ちょうど良さそうです。

色々な味があるのも桂花園の丁葛の魅力です。定番のプレーンな味もいいですし、ちょっと温まりたい日には生姜、デザート感覚で楽しめる葛汁粉(小豆)、さっぱり食べたいときに柚子やくず茶。このあたりの定番フレーバーに加え、色々なフレーバーが登場しているようです。たくさんありすぎて、まだまだ全ての味を試せていませんが、個人的には、ウコンや高麗人参などの滋養成分が入ったものが気になります。

小学生の私が苦労した葛湯作りも、今は電子レンジの登場で簡単になりました。お湯の温度が低くて、とろとろにならなかった(粉っぽさが残っている)時は、「電子レンジで20秒温めてかき混ぜる」を繰り返すと、美味しく作れますよ。

温かくてとろりとした葛湯は、冬の冷えた体を温めてくれます。食べることが難しくなった高齢の方にも喜ばれますし、小さな子どもにも。お見舞いにも喜ばれそうですね。スプーンですくって食べるようなどろりとした葛湯も、すすって飲むようなさらりとした葛湯も、飲む人の好みや体調に合わせて作れるのも良いところです。シンプルな材料なので、アレルギー(乳・小麦・卵)のあるお子さんでも大丈夫。

ギフトはもちろんですが、自分用もおすすめです。寒くて凍えるような日も、葛湯を食べれば(飲めば)、すぐにぽかぽかしてきますよ。

商品名:桂花園 丁葛特選24本詰め合せ

販売:高島屋オンラインストア

文:お取り寄せの達人:小浦ゆきえさん(健康食品アナリスト)