「世界らん展日本大賞 2018」の会場

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2018年2月17日(土)〜23日(金)の7日間、東京ドームで開催中の「世界らん展日本大賞 2018」は、「ようこそ都会の楽園へ」をキャッチコピーに、世界21の国と地域から約3000種、約10万株、250万輪以上の蘭の展示を行っている。煌びやかな花の祭典の様子と見どころをお届けしよう。

【写真を見る】斉藤正博氏による「グラマトフィラム マルタエ ‘マッシイズ’」が2018年日本大賞

■ 2018年日本大賞

2018年日本大賞は、茨城県つくば市の斉藤正博氏による「グラマトフィラム マルタエ ‘マッシイズ’(Gram. martae ‘Mass's’)」が受賞。

■ オーキッド・ロード

今年のテーマは「楽園・南国・熱帯」。エントランス・ゲート「オーキッド・ロード」は、沖縄美ら海水族館の円柱水槽を配置し、水族館生まれのトラフザメや色彩豊かな熱帯魚と蘭のコラボレーションが実現した。

■ 日本いけばな三大流派 特別企画展示

日本を代表するいけばな三大流派による見応えのある豪華いけばな展示を、華道家元池坊東京連合支部・いけばな草月流東京南支部・いけばな小原流東京支部が彩る。

■ 花活動家/フラワーアクティビスト・志穂美悦子による特別展示

今回のテーマは「息吹き」。わたしの中にもあなたの中にも燃え盛るものが存在している。命とはそういうもの。もちろん、小さなアリにも虫にも。そして自然もまた、とどまることを知らず姿形を変え、常に生き続けている。わたしが踏み締めるこの大地もしかり、見上げる空も見渡す海も。何十億年という時をかけて、生き続けている。秘めたる炎は常に形を変え、うねり、熱く燃え続ける。わたしの中にもあなたの中にも炎はある。それが命というもの。生きるってなに?生かされるってなに?わたしの中の命の音を聞いてみよう。″生きる″と言う命の音を。

■ 華道家・假屋崎省吾による特別展示

今回のテーマは「虹」で、虹のイメージである未来・幸運・夢がかなうという思いを込めたレインボーカラーのインスタレーション。都会の楽園にあらわれた希望の虹と、各種のラン、そして自身がデザイン・プロデュースした着物を融合した、百花絢爛・明るく華やかな世界が広がる。

■ ケイ山田のオーキッドガーデン

英国園芸研究家・デザイナー、ケイ山田によるオーキッド・ガーデン。蘭をホームファニシング(インテリア・家具)の一つとしてとらえた、寄せ植えコンテナガーデンをメインに展開する展示。

19日(月)と21日(水)は、17時30分以降に入場をし、21時まで楽しめる「スペシャルナイト」も開催されているので、会社帰りに「都会の楽園」に遊びに行ってみては。(東京ウォーカー(全国版)・大原絵理香)