残り1周、ライコネンが16台抜きで鈴鹿を制する

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 F1第18戦日本GP、三重県鈴鹿サーキット。天候晴れ、気温27度、路面温度36度。前日までの雨から一転、ドライコンディションによる決勝レースとなった。今回新たに設けられた新グランドスタンドに加え、スタンドはどこも満席、大勢の観衆で鈴鹿サーキットが埋め尽くされた。13時45分、EXILEによる国歌斉唱が行われた後、14時にフォーメーションラップが開始された。

 レースは波乱の幕開けとなった。鈴鹿サーキットは抜きにくいコースなため、スタートに注目が集まる。ポールポジションのラルフ・シューマッハ(トヨタ)は見事なスタートを決めポジションをキープ、3番手スタートのジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)がジェンソン・バトン(BAR・ホンダ)を交わし2位に浮上。1コーナーでアウトにふくらんだ佐藤琢磨(BAR・ホンダ)はルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)と接触、2台とも最後尾まで順位を落とし、佐藤琢磨の表彰台の夢は断たれた。最終コーナーではファン・パブロ・モントーヤ(マクラーレン・メルセデス)がジャック・ヴィルヌーブ(ザウバー・ペトロナス)に押し出される形でコースアウトによりクラッシュ。ルノーと2ポイント差でコンストラクターズタイトルを争っているマクラーレンにとって痛いリタイヤとなった。

 序盤の見所は、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(ルノー)、キミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)による5位争い。新旧交代がささやかれた今シーズンを象徴する3台が連なる。アロンソは20周目にミハエルをパスするものの、ライコネンはなかなかミハエルを抜くことができず、27周目には2台同時にピットインしたが、ここでも順位は変わらなかった。29周目にようやくライコネンがミハエルをパス。ピットの関係で再びミハエルの後ろについていたアロンソだったが、32周目に再びミハエルをパスした。

 レースは最後まで目が離せない。3ストップ作戦を選択したラルフはトップ争いから脱落。1位フィジケラを17番手スタートのライコネンが追いかけ、3位マーク・ウェバー(ウィリアムズ・BMW)を16番手スタートのアロンソが追いかける展開となった。アロンソは残り5周でウェーバーを交わし3位表彰台圏内。ライコネンはなんと残り1周でフィジケラを交わし、そのままチェッカーフラッグを受ける。まさに今シーズンを象徴する日本GPとなった。コンストラクターズランキングでは、ルノーが2ポイント差でマクラーレンを逆転し再びトップに立ち、最終戦の中国GPを迎える。佐藤琢磨は13位でレースを終えている。

決勝レース結果 - livedoor 自動車