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「南北友好対話ムード」を演出してのピョンチャン・オリンピックの“主役”は、金正恩の妹で、朝鮮労働党副部長の金与正(キム・ヨジョン)だった。その「微笑み外交」の陰で、韓国・文政権の「5人組」と米国との間ではぎくしゃくした関係が目立った格好になった。それには理由がある。(朝日新聞ソウル支局長 牧野愛博)

五輪外交の主役は金与正
ソフトなイメージ戦略実践

 2月10日午前11時過ぎ、北朝鮮高位級代表団が韓国大統領府の一室に姿を現した。

 金正恩朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党宣伝扇動部第1副部長は青色のファイルを大事に扱い、テーブルの上に置いた。

 ファイルには「朝鮮民主主義人民共和国 国務委員長」と表書きされていた。国務委員長は金正恩の肩書の一つ。文在寅韓国大統領に渡す金正恩の親書だった。

 金与正は、会談が始まる前から、親書を何度も持ち替え、恭しくテーブルの上に置いた。なぜ、そんな行動を取ったのか。

 周到に考えられたイメージ戦略だった。

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