新型「BMW X4 M40d」(写真: BMWの発表資料より)

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 2018年2月14日、BMWはX4のモデルチェンジを発表。3月に開催のジュネーブモーターショー2018で公開する。BMW・X4はSUVボディでありながら、BMWが呼ぶところのSAV (スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)クーペシルエットとして大ヒットした。そのモデルチェンジである。SUVボディでありながらクーペシルエットとしなければならない感性は、新しい時代のデザインを示しているのであろう。EUの速度無制限の道路では、高速巡行が当たり前で、全面投影面積の縮小は燃費向上にも欠かせまい。

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■使用エンジン

 エンジンは、ガソリンエンジン3種類と4種類のディーゼルエンジンを揃えた。EUではPHEV一色とならず、各社が再びディーゼルエンジンを開発していることが、先行きの在り方を示しているのだろうか?やはりEV化の流れは一過性のもので、全固体電池などの開発と量産のめどが立つまでは、実用化に問題もあり、また石炭発電である限りはEV化がよりCo2排出を増やすことになるのも懸念される。自動車メーカーはそれらを見越して、エンジンの熱効率改善の動きも続くのであろう。

<1>BMW・X4・xDrive20i2.0L直4DOHCガソリンエンジン。最高出力135kW(184hp)/5,000-6,500rpm、最大トルク290Nm(29.57kgm)/1,350-4,250rpm。燃費16.4〜16.9km/L。0-100km/h加速8.3秒。最高速度215km/h。

<2>BMW・X4・xDrive30i2.0L直4DOHCガソリンエンジン。最高出力185kW(252hp)/5,200-6,500rpm、最大トルク350Nm(35.69kgm)/1,450-4,800rpm。燃費16.4〜16.6km/L。0-100km/h加速6.3秒。最高速度240km/h。

<3>BMW・X4・M40i3.0L直6DOHCガソリンエンジン。最高出力265kW(360hp)/5,500-6,500rpm、最大トルク500Nm(50.99kgm)/1,520-4,800rpm。燃費13.0-13.4km/L。0-100km/h加速4.8秒。最高速度250km/h。

<4>BMW・X4・xDrive20d2.0L直4DOHCディーゼルエンジン。最高出力140kW(190hp)/4,000rpm、最大トルク400Nm(40.79kgm)/1,750-2,500rpm。燃費21.4-22.2km/L。0-100km/h加速8.0秒。最高速度213km/h。

<5>BMW・X4・xDrive25d2.0L直4DOHCディーゼルエンジン。最高出力170kW(231hp)/4,400rpm、最大トルク500Nm(50.99kgm)/2,000rpm。燃費21.0-21.8km/L。0-100km/h加速6.8秒。最高速度230km/h。

<6>BMW・X4・xDrive30d3.0L直6DOHCディーゼルエンジン。最高出力195kW(265hp)/4,000rpm、最大トルク620Nm(63.22kgm)/2,000-2,500rpm。燃費19.3-20.3km/L。0-100km/h加速5.8秒。最高速度240km/h。

<7>BMW・X4・M40d3.0L直6DOHCディーゼルエンジン。最高出力240kW(326hp)/4,400rpm、最大トルク680Nm(69.34kgm)/1,750-2,750rpm。燃費18.1-18.7km/L。0-100km/h加速4.9秒。最高速度250km/h。

■ボディサイズなど

 ボディサイズ 4,752×1,918×1,621mm、ホイールベース 2,864mm。81mm長く、37mm広く、3mm低く、ホイールベースでは54mm長くなった。車両重量は、50kgの軽量化となっているが、これには世界各メーカーが進める軽量化の努力が現れている。主に、より靭性があるハイテン(高張力鋼板)、アルミ、カーボンなどの採用により成し遂げられているが、ドイツはカーボンの使用が目立っている。価格の動向次第ではカーボンの使用が増えることだろう。

 BMWではi8・i3での大量のカーボン使用実績があり、近年の車の技術革新の中では目立たないが、各メーカーがしのぎを削る重要で基礎的な分野である。

■最新BMWコネクテッド

 最新の装置が搭載されSIMカード標準装備。「インテリジェント・エマージェンシー・コール」が利用できる。これで、現在位置や事故を検知する機能を持ち、小さな事故でも検知できる。「BMWアクシデント・アシスタンス」と連結されており、最悪、最寄りのBMWサービス拠点の紹介を受けられる。オープン・モビリティ・クラウドによってスマートフォンなどを通じて、車両と接続される。

 このシステムは、新型X4と接続できるデバイスとしては、「iOS」「アンドロイド」に限らず、「アップルウォッチ」やアマゾン「エコー」が使用できる。アマゾン「エコー・アレクサ」なら、リモート音声コントロールで、車のいくつかの機能を起動することが出来る。また「マイクロソフト・エクスチェンジ」でマイクロソフトの「Office365」が使用できる、本格的コネクテッドカーである。しかし、この新型BMW・X4のコネクテッドカーとIoTによる「第4次産業革命」とは、少々違うと考えておくべきだろう。

 これらのソフトウエアの「バグ」については要注意な部分だ。信頼性については、パソコンの経験に基づき慎重な姿勢が望まれる。