日照時間が少しずつ長くなってきて、冬から春に向けて季節は変わりつつあるものの、まだまだ寒い毎日。そんなとき、体を温めてくれる「お風呂」は必須ですよね。でも、追い炊き機能がないため、毎日沸かすことが億劫だったり、お風呂に浸かってもしっかり温まらないため入浴したのに脱衣所で寒い思いをされている方は、少なくないようです。 そこで、追い炊き機能がなくてもポカポカを保つコツを、多くのプチ不調や美のお悩みを解決してきた、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子がご紹介します。

文・小林麻利子

【小林麻利子の美人の作り方】vol. 120

湯舟に浸からずして熟睡を得ることはできない

まず、湯舟に浸からず、熟睡を得ることは大変難しいと考えてください。通常、寝る前に交感神経が低下すると手足末端の体温が上がり、体の内側の温度が下がるため、スッと眠りにつくことができます。ですが、冬の外気の寒さから手足の血管が収縮してしまい、体の内側の体温が下がりにくくなってしまうのです。

そんなときにお風呂に浸かると、血管が広がり体全体が温まるため、内側の温度が急激に下がりやすくなり、よい眠りに繋がります。シャワーだけよりもしっかり湯舟に浸かるほうが、体表面の体温上昇率がよいことは明らかなので、”なかなか寝付けない…” とお悩みの方は特に、湯舟にきちんと浸かることが大切です。

浴槽の中で洗髪と湯張りを同時に行う

追い炊き機能がないご家庭の場合、浴槽の保温機能もないケースが多いため、お湯を張りながらもどんどんお湯の温度が下がっている可能性があります。そのため、流し場ではなく、浴槽の中で、洗髪と湯張りを同時に行ってみましょう。

1. 浴槽に栓をして、熱めのお湯をシャワーで流しいれます。2. 浴室全体が温かくなったら服を脱ぎ、浴槽の中に直接入ります。3. お湯は肩まで溜まっていなくても、その状態のままシャワーで洗髪を行います。4. 洗髪が終わったら、肩までシャワーか蛇口からお湯を入れ、水温が下がらないよう蓋をします。

シャワーで湯舟の温度を高めながら入ることで、体は温かい状態をキープしながら洗髪まで行えてしまうので、毎日お湯を沸かすことが億劫な方でも、これなら簡単です。

水温計は必ず用意すること

追い炊き機能がないご家庭の場合、必ず水温計をご用意ください。追い炊き機能があるご家庭でも、給湯器の温度設定よりも水温が低くなるケースがあるくらい、みなさんが考えている以上に水温は下がりやすいもの。現在の水温を確認することは大変重要です。ただ、自宅の浴槽の温度変化の傾向だけ掴めばよいので、水温計を買わなくても、友人に一時的に借りるなどして、確認してみてください。

40度をキープできるようにお湯の温度を調整

その際、40度を下回る場合は、例えば頭をシャンプーで泡立てているときなど、熱めのお湯を湯舟に入れ、水温40度はキープしてください。そして、洗髪の時間も合わせて「20分」は浸かるようにしてください。炭酸系の入浴剤を一緒に入れる場合は、表面血管が開きやすく体が温まりやすいので、15分ほどに短縮できますが、何も入れない場合は、総入浴時間20分は確保しましょう。

水温が下がらないよう換気扇はOFF

この入浴法を行うと体がしっかり温まるので、入浴後に寒いと感じることは少ないはずですが、それでも体に風が当たって寒いと感じる場合は、換気扇を切って入るようにしてください。例え、浴室暖房であったとしても、風が体に当たると寒く感じることもあるので、基本的には浴室内では風が発生しないよう工夫することが大切です。

お風呂後はシャワーで浴槽を流して終了

お風呂掃除で大変なのは、汚れが付着したまま放置され、時間がたったあとに掃除をすることです。つまり、入浴後すぐに洗い流すことで翌日使用するときに面倒な掃除を省くことができます。そのため、お風呂から上がるときには、栓を抜いてお湯の水位が下がるのを確認しながらシャワーで上から下へ泡で汚れた浴槽を洗い流してから、あがるようにしましょう。

少し工夫することで、お湯張りの煩わしさも、脱衣所での寒気なども克服し、快適なお風呂習慣を行うことができます。ぜひみなさんも試してくださいね。

【関連リンク】 「小林麻利子の美人の作り方」まとめ PROFILE 小林麻利子 睡眠改善インストラクター、温泉入浴指導員、ヨガインストラクター、アロマテラピーインストラクター、食生活管理士、上級心理カウンセラー。「美は自律神経を整えることから」を掲げ、生活習慣改善サロンFluraを主催。睡眠や入浴など日々のルーティンを見直すことで美人をつくる、「うっとり美容」を指導。のべ約1000名の女性の悩みを解決し、現在は4か月先まで予約待ち。講演活動やWeb連載のほか、テレビ・雑誌でも活動中。著書『美人をつくる熟睡スイッチ』(G.B.)が好評発売中! HP: http://fluraf.com/ blog: http://ameblo.jp/mariko-kobayashi/ 著書『美人をつくる熟睡スイッチ』:https://goo.gl/UEZ2kx 

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