3大キャリアの携帯料金を下げたいんなら、さっさと電波オークションをしちゃえばいい?

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インターネット通販国内大手の楽天が、携帯電話事業への参入を表明した。果たして勝算はあるのか?

『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」で、“ホリエモン”こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏が、前編に続き議論する!

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ひろ あと、ソフトバンクがボーダフォンを買収したときは、ボーダフォンの携帯事業をそのまま引き継げたわけですけど、楽天は一からのスタート。インフラ系のビジネスって設備投資の規模が半端ないので、ネットのサイトを作るのに比べると利益率はめっちゃ悪い。ドコモでさえ、設備投資に年間6千億円くらい使っているみたいですから。

ホリ 楽天カードとかで囲い込みしているお客さんは流れるだろうとは思うけど、まあそう簡単にはいかないよ。

ひろ 楽天的には「5Gまでいかに逃げ切るか?」というところですかね。例えばですけど、ポケベルの周波数帯を使って、SMSやLINEという文字ベースのコミュニケーションなら日本中どこでも使えるみたいな攻め方は可能性がなくはないと思います。

動画や写真を見たいなら街中に行かないとダメになりますけど、そういったアドバンテージを出したほうが正攻法よりはマシな気がします。

ホリ それって、なかなかクレイジーな攻め方だよね(笑)。ちなみに、政府としては4社で競合してほしいはずなんだよね。今って3社が寡占していて、価格競争も生まれてないじゃん。結果的に携帯電話の料金は高止まりしている。

ひろ だから新規参入組の楽天はかなり高い確率で価格競争に出てくるわけですけど、ドコモとauとソフトバンクが結託して、楽天をつぶしにくる可能性もありますよね。

ホリ うん。3社でシェアを分け合っている今の状態が続けば安泰だからね。

ひろ 総務省は、3大キャリアの携帯料金を下げたいんなら、さっさと電波オークションをしちゃえばいいんですけどね。

ホリ 電波オークションの話も進んでいるけど、結局のところどうなるかわかんないよね。

ひろ 電波を使ったビジネスは高利益なわけで、高いお金を払ってでも参入したい企業はいますから。

ホリ 電波オークションやってほしいなあ。

ひろ でも、どうなんですかね。TV局が猛反対するので「電波オークションは無理」に一票です。TV局に逆らえる政権はないですから。

ホリ そのへんも含めて今後の様子見といったところかな。楽天には期待したいけど、そもそもまだ電波割り当ての認可が降りると決まったわけじゃないからね(笑)。

ひろ そうっすね(笑)。

(構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル)

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)

1972年10月29日生まれ、福岡県出身。旧ライブドア社長。SNS株式会社オーナー兼従業員。『やっぱりヘンだよね』(集英社)が好評発売中

●西村博之(にしむら・ひろゆき)

1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。近著は『無敵の思考―誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21』(大和書房)