クルマ音痴の東京カレンダー編集者・船山を一人前のクルマ担当に育てる本連載。

自動車を得意とするベテランライター・サトータケシが、全日本クルマ音痴代表の編集部員船山(通称ふなっしー)に、わかりやすくクルマの魅力を解説する!

今回のテーマは、「2018年のトレンドを教えて!今年もSUV人気は持続するの?」



船山:サトーさん、僕は今年こそ生まれ変わるんです!

サトー:へー、毎年言ってるよね! まあ、聞く耳持たないけど。

船山:まずは、今のトレンドを敏感に察知して、最強のパーフェクトエディター、最高峰の編集者になり、「朝まで生テレビ」に出ることが目標です!

サトー:多分、田原さんの前にひざまずくだろうね。その浅はかさは仇になるよ!

船山:もちろん、仕事もバリバリやります。だから来年の今頃は、カネ、オンナ、クルマのすべてが手に入っていると思うんです。というわけで、2018年のクルマのトレンドを教えてください。一年後に、僕が乗っているはずのクルマを。

サトー:なるほどね。2018年も引き続きSUVのブームが続きそうだね。改めて、SUVってどんなクルマかわかる?

船山:イヤだなぁ、あたりまえじゃないですか。スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル、つまりアウトドアのアクティビティに向いているクルマですよね。昔、宇都宮の友だちはSUVを「スーブ」って読みましたけど。

サトー:それ、友だちじゃなくて、ホントはふなっしー(註:編集部の一部で船山はこう呼ばれている)の話じゃない?

船山:ドキッ! バレました?

サトー:だって君、「スーブ」みたいな顔をしてるもん。

船山:「スーブ」みたいな顔ってどんな顔ですか!?

サトー:スープがどろどろに濁っているような顔というか。

船山:いくらなんでもヒドい……。

サトー:いや、味があるってこと。

船山:そろそろクルマの話題に移らないと編集長に叱られます。



【Alfa Romeo Stelvio】イタリアの名門が放つ、入魂の新作。ミラノ市の市章とヴィスコンティ家の紋章をエンブレムに戴く名門が、遂にSUVを出すのか!?と話題になったのがこのモデル。車名はイタリア北部、アルプス山中のクルマ好きの聖地、ステルヴィオ峠に由来する

サトー:SUVのなかでも、怒濤の速さを誇るスーパーSUVがトレンドになりそうだね。たとえばアルファロメオのステルヴィオ。

船山:どのへんがスーパーですか。

サトー:フェラーリが開発に関わったV型6気筒ツインターボエンジンを積んでいるんだよ。510馬力でガッキーンと突っ走る。しかもインテリアも含めてイタリア物らしい艶っぽさがあるから、これは流行るね。

船山:決めました! 自分が万が一編集長になったら、就任祝いにステルヴィオを買います。


あのスーパーカーさえもSUVを出している!


サトー:待て待て、早まるな。ほかにもスーパーSUVがあって、ランボルギーニもウルスというモデルを出すんだ。こっちは650馬力で最高速度が305km/h。



【LAMBORGHINI Urus】世界がブッ飛ぶ、砂漠を疾走するスーパーカー。650馬力のエンジンで305km/hまで引っ張る、SUVのスーパーカー。ただし速いだけでなく、砂漠などの悪路走破性能とラグジュアリー感も万全。日本以外だと中東のお金持ちにバカ受けしそうな予感

船山:性能もスゴいけど、めっちゃカッコいいですね。ウルスで迎えに行ったら、居留守は使えない。

サトー:……。

船山:ほかにもありますか?

サトー:アウディQ5の最高性能版がアウディSQ5というんだけど、これもスゴい。もともとアウディはクワトロという独自の四駆システムを持っているから、SUVも強いんだね。



【Audi SQ5】アウディのSUV、Q5の高性能版は何でもできる万能モデル

船山:それにしても、なんでSUVってこんなに人気になったんでしょうね?

サトー:良い質問だね。SUVは悪路を走るためにボディを強くしなければいけなくて、昔はトラックやバスと同じ構造で作っていたんだ。だから強いんだけど重くて乗り心地と燃費が悪かった。ところが技術の進歩で、乗用車と同じ構造でSUVを作れるようになった。軽くて、乗り心地と燃費が良いSUVを作れるようになって、人気に火が付いたんだ。

船山:日本だけの流行ですか?海外はどんな塩梅なんでしょうか?

サトー:いやいや、ヨーロッパでも大人気。全世界のトレンドだよ。

船山:ただ、サトーさんが紹介してくださったSUVの値段を改めて見ると、スーパーすぎます。もうちょい、手が届きそうなのはないんですか?


日本のメーカーも負けじとSUVをラインナップ!


サトー:いいのがあるよ。まずはマツダのCX-8。これ、3列シートだから7人まで乗れるし、値段もそこまでじゃない。



【MAZDA CX-8】「3列シートのSUVがほしい」というニーズをつかみ、ヒット作になる

船山:いいですね〜。僕、大家族のビッグダディに憧れてるんです。このクルマに子どもを4、5人乗せて雪山とかに行って、「とうちゃん、スゴいだろ」ってところを見せつけたいです。

サトー:なるほど、アドベンチャー大ファミリーだ。去年はパンダの赤ちゃんを見たから、今年はふなっしーの赤ちゃんを見たいね。

船山:僕もぜひ自分の赤ちゃんに会いたいんですが、その前に彼女を見つけないと……。7人乗れなくていいんで、カッコいいSUVのおすすめってありますか?

サトー:だったらこれ、ジャガー E-PACEというのが出るから、これが絶対! ジャガーって英国の上品な趣味のクルマで、この雰囲気を嫌う女性はいない。



【サトー’s RECOMMEND】JAGUAR E-PACE。2018年に大ブレイク間違いないモデルが、ジャガーの新しいSUV。使い勝手のいいジャストサイズにジャガーらしいエレガントなデザインとスポーティな性能をギュッと凝縮

船山:なんか、赤ちゃんジャガーという感じでかわいいところがいいですね。赤ちゃんパンダに対抗できそうです。

サトー:見た目に反して、中身は本格派。インテリアはジャガーらしくエレガント、走りもスポーティ。ジャガーってもともとはスポーツカーを作る会社だから、SUVを作ってもほかとはちょっと違う、軽快な走りが個性なんだね。

船山:いやぁ、なんだか自分の人生が開けてきたように感じます。ジャガー E-PACEで伴侶を見つけ、マツダCX-8で大家族。

サトー:新年一発目が明るい話題になってよかったよ。


〜サトータケシ今回の教訓!〜
小さいやつデカいやつ速いやつ。SUVに今年も注目!