金メダルを獲得した羽生結弦【写真:Getty Images】

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66年ぶりの偉業達成…開催国・韓国メディアも紹介「羽生結弦、2連覇」

 平昌五輪は17日、フィギュアスケート男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(ANA)は206.17点をマークし、合計317.85点。1952年のディック・バトン氏(米国)以来、66年ぶりとなる連覇の偉業を達成した。開催国の韓国メディアも続々報道。「復活した右足にありがとう」「世界ランク1位らしい姿」と称賛している。

 江陵アイスアリーナに感動を巻き起こした羽生の五輪連覇。演技後にはいつも以上に多くのプーさんのぬいぐるみが投げ込まれ、銀盤を黄色く染めた。その後に訪れた王者の涙。開催国の韓国メディアも快挙を速報している。

 地元紙「スポーツソウル」は「2連覇の羽生結弦、復活した右足にありがとう」と特集。昨年11月のNHK杯前日練習で故障した羽生は昨年末のグランプリ(GP)ファイナル、全日本選手権、平昌五輪団体戦も欠場し、ぶっつけ本番で臨んでいた。

 記事では「SEIMEI」で伝説の陰陽師・安倍晴明を演じ切った後、羽生は右足を触る仕草を見せていたが、これが感謝の意思表示だったことを伝えていた。

続々速報「羽生結弦、2連覇 日本、大会8日目で初の金メダル」

 一方、地元メディア「エックスポーツニュース」は「羽生結弦、2連覇 日本、大会8日目で初の金メダル」と速報。日本にとっての今大会待望の金メダルを羽生がもたらしたとレポートしている。

 地元紙「MKスポーツ」は「羽生結弦、オリンピック2連覇 チャ・ジュナンは韓国最高15位」と速報。「羽生は2度の失敗をしたが、前回王者の座を奪われる心配が及ぶほどではなかった」「ISU世界ランキング1位らしい姿を見せた」と記事は伝えていた。

 今大会は韓国入り後から現地でのフィーバーぶりが現地メディアに注目されており、羽生にとって地元の熱視線を浴びながら快挙を達成した形になった。(THE ANSWER編集部)