カーシェアリング、車両台数が24%増 仮眠や電話など移動以外の利用も

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 利用会員数を増やしているカーシェアリングサービスは、仮眠や電話場所など移動以外の目的で利用する人もいるようだ。

 公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団が実施した調査によると、2017年の3月の調査でカーシェアリング車両ステーション数は前年比20%増の1万2,913カ所、車両台数は同24%増の2万4,458台、会員数は同28%増の108万5,922人と大きく増加した。

 カーシェアリングは必要な時に自由にクルマを使えるサービスで、数十分など短時間での利用を低料金で会員に提供している。利用する際にはパソコンやスマホなどで予約をし、車両ステーションに備え付けてある車両を利用する。給油や洗車の手伝いをすると、利用料金の割引サービスを提供する事業者もある。

 そんな中、パーク24株式会社はドライバー向け会員制サービス利用者を対象にクルマでのデートについてのアンケートを実施し、その結果を12月8日に発表した。調査期間は2017年6月23日から29日で、7,405名から有効回答を得た。

 クルマデートが好きと回答した5,399名を対象に、レンタカーやカーシェアリングでデートすることについてどう思うか聞いたところ、45%の人が「特に問題ない」と回答した。「あまりこだわらないが出来ればマイカーが良い」は42%で、「マイカー以外は嫌だ」は13%だった。「特に問題ない」と回答した人を年齢別にみると、20代以下は52%で半数を超え、30代が48%、40代が44%、50代が41%、60代以上が44%など、若い世代ほど多かった。若い世代を中心にマイカーへのこだわりが減っていることも、カーシェアリング利用者の増加に影響している可能性がありそうだ。

 一方、NTTドコモは2017年11月22日から24日にかけて「カーシェア時代におけるクルマの使い方」をテーマに意識調査を実施し、その結果を1月9日に発表した。首都圏在住で運転免許を持ち、自動車を所有していない20代から60代のカーシェアリング利用経験者400名に、カーシェアリングの利用状況を聞いたところ、12.5%が移動目的以外で利用したと回答した。

 移動目的以外で利用した50名に具体的な用途を複数選択で聞いたところ、「仮眠(休憩)」が64%で最も多く、「友人・家族との電話」(40%)、「仕事上の電話」(38%)、「避暑・避寒」「読書」(34%)、「着替え」(28%)などが続いた。また、カーシェアリングを移動目的以外で利用したいと回答した165名にその用途を同様に聞くと、「仮眠(休憩)」(46.7)、「音楽鑑賞・オーディオルーム」(30.9%)、「カラオケ」(27.3%)などが多く、自由回答では「授乳」と回答した人もいた。

 低価格・短時間で手軽に利用できるカーシェアリングは、幅広い用途でその利用が広がっているようだ。

サイトウ イサム[著]、加藤 秀行[著]

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