私にはこの人しかいない! 良いところも悪いところもひっくるめて、相手のことはなんでも理解している……お互いにそう思って結婚したはずが、一緒に生活を始めるとアレ? さまざまなシーンで違和感が。そんな「結婚後のギャップ」について、アニヴェルセル総研が全国の20〜30代の既婚男女618人に調査を実施しています。

結婚してはじめて見えてくるギャップには、いったいどんなことがあるのでしょうか?

我慢できないほどではない違和感も、積み重ねていくとフラストレーションが溜まってしまうもの。ということで、配偶者との間にあったギャップについて聞いてみました。

あなたと配偶者ではどのようなギャップがありましたか?(複数回答)
5位:イベントがある日の過ごし方(56人)

「自分は外に出たいが、嫁は家でいろいろやりたがる」(男性/34才)
「私は念入りに計画を立てるが相手は行き当たりばったり」(女性/36才)
「自分:イベントを楽しむことが苦手なのであまり外出したくない。配偶者:季節毎のイベントに参加して思い出を作りたい」(男性/30才)
「相手はイベントに疎く、私はイベントを楽しみたくても参加もできない」(女性/29才)
「サプライズ好きな私と特になにもしてくれない相手」(女性/31才)

一方がイベント好き、もしくはイベント嫌いとなると、記念日などは揉めそうですね。結婚前は合わせてくれていたのか……と気付くこともありそう。

4位:教育方針(69人)

「配偶者は私立小も検討しているが自分は公立で良いと思う」(男性/36才)
「夫は教育は投資ととらえお金をかけたがるが、私はお金かけずに手間かけてとブレーキをかけることが多い」(女性/33才)
「習い事はたくさんさせたいらしい」(女性/25才)
「子どもの仕事は遊び!な考えの旦那さん。小さい頃からきちんとした教育を受けさせたい私」(女性/33才)
「配偶者は子供をできるだけ良い学校に行かせたいと考えている。自分は、それほど高学歴であることを望んでいない」(男性/38才)
「厳しく育てるか否か」(男性/32才)

「教育方針」のギャップ、よく耳にしますよね。お受験をさせるかなど、夫婦間で高学歴志向の有無があると、意見にも食い違いがでるのではないでしょうか。子どもに負担がかからないよう、じっくりと方針をすり合わせていくしかありません。

3位:家事のルール(131人)

「神経質で綺麗好き」(男性/38歳)
「相手がやらな過ぎてびっくりした」(女性/31歳)
「掃除をする頻度」(男性/38才)
「洗濯物の干し方」(女性/30才)
「家事は女がやるものだと決めつけられていた」(女性/26才)
「手を抜くところと、手を入れるところの違い」(女性/24才)

女性から男性に対する注文が目立ったのがこちら。共働きが普通となった昨今では、男性の家事参加も当たり前という意識が広がっているようです。

2位:お金の価値観・使い方(223人)

「日用品に関しては無駄遣いが多く、計画的な支出となっていない」(男性/38歳)
「相手はあれば使うタイプで、私はできれば貯金をしたいタイプ」(女性/33歳)
「貯金の度合」(女性/38才)
「家計簿をつけるかつけないか」(男性/37才)
「新しいものをすぐ買いたがる」(男性/23才)
「クレジットカードを使いすぎる」(女性/29才)

一緒に生活をしていくなかで、「お金」にまつわる価値観があまりにも異なると、トラブルの元になることも。「浪費家」と「倹約(貯蓄)家」で対立してしまうと、なかなか折り合いをつけるのが難しいところです。

1位:食事の嗜好・マナー(348人)

「僕は関西出身の薄味派、嫁は関東出身の濃い味派」(男性/32歳)
「行儀がすごく悪くてびっくりした」(女性/27歳)
「好き嫌いが全然違う」(男性/29歳)
「つまみでお酒を飲んでから、改めて食事(ごはん)を食べる。という酒飲みの生活スタイルに驚いた(女性/27歳)」
「米粒一粒残らず食べるのがギャップあり」(男性/32歳)
「スマートフォンを片手に食事するため会話が少ない」(女性/25歳)

多かったのは「味付け」と「食事のマナー」。食事は毎日欠かせないもの。“美味しい”を共有できるのが理想ですよね。濃い味vs.薄味、ごはん.vsパンなどのギャップ、あなたは我慢できますか?
また、マナーの面では食事中にテレビやスマホを操作する、箸の持ち方や食器の使い方のギャップを挙げる人も多数。子どもがいる場合は真似してほしくないですし、外出先などでも恥ずかしい思いをしてしまいそう。

こうしてみると、夫婦間でモヤモヤしてしまうギャップにはさまざまなものがありますね。元は他人の2人が縁あって一緒に暮らし始めれば、生活習慣の違いが見えてくるのは当たり前なのかもしれません。そこは、視点を変えて“新しい価値観”として受け入れることができると、あなたの世界を広げてくれたり、夫婦の絆が深まっていくのではないでしょうか。

【参考】※ アニヴェルセル総研