姿勢の矯正やスタイルアップ、運動能力の向上やダイエットに有効とされる体幹運動。継続すれば大きな効果が見込めるとは言っても、トレーニングを継続することは難しいものです。トレーニングの継続が難しいなら、日常生活の中に体幹運動を取り入れてみてはどうでしょうか。わたしたちは日常生活のいたるところで体幹を鍛えることができるのです。

通勤時の電車の吊革で体幹を鍛える

毎朝電車に揺られて通勤しているという方は多くおられるかと思いますが、電車の吊革につかまって揺られる状態こそ、効果的に体幹が鍛えられるタイミング。吊革につかまって前傾姿勢になるときは腹直筋が刺激され、左右に揺られることで腹横筋が刺激されます。更にこれに呼吸動作が加わることで横隔膜といった身体奥のインナーマッスルにも刺激を加えることができます。

確かに吊革につかまって電車に揺られているときは、バランスを崩して転倒しないよう物凄く身体に力を入れるものですよね。この身体の中心に力を込めバランスをとる動作こそ、体幹を鍛える上で非常に効果的であるのです。ちなみにかかとを上げたり、つま先を上げることで負荷を上げることができます。

エレベーターではなく階段で体幹運動

階段ではなくいつもエスカレーター、エレベーターを使用しているというあなた。楽したい気持ちはわかりますが、体幹を鍛えてスタイルアップするためにも、なるべく階段を使うよう心がけてみてはいかがでしょうか。階段が少々きつく感じるのは、それだけ身体の筋肉群が効果的に刺激されている証拠でもあるのです。例えば階段を登るときの足を上げる動作は、背中側に位置する筋肉、大腰筋というインナーマッスルを刺激することができます。

大腰筋を鍛えることで姿勢改善はもちろんのこと、ぽっこりお腹の解消にも繋がります。更に階段を登る動作はお尻の筋肉にも刺激を加えることができるので、綺麗なヒップラインの維持にも貢献してくれるのです。エレベーターではなく積極的に階段を使用して体幹を鍛えましょう。

デスクワークはバランスボールで体幹を鍛える

毎日デスクに長時間座った状態でいる方は、特別姿勢を意識しない限り、みるみる体幹の筋肉は弱っていきます。そんな方におすすめなのが椅子の変わりにバランスボールを使用するという方法です。バランスボールを使うとなると、姿勢を崩して転倒しないために、体幹の筋肉に力を入れてバランスをとる必要があります。

つまりは、バランスボールに座るだけで効果的な体幹運動が可能になるというわけです。実際デスクの椅子にバランスボールを採用している会社は今意外と増えています。全ては健康とスタイルアップのためと割り切り、思い切って椅子をバランスボールに持ち替えてみてはいかがでしょうか。


writer:サプリ編集部