コストコといえば、どーん!と大きなケーキが名物のひとつ。1リットル以上の容量があるティラミスや、一面生クリームで飾られたケーキは、なんともアメリカンな迫力があって「これぞコストコ!」と思わず興奮してしまいます。…でもこれ、誰がいつ、どんな需要で食べているのでしょうか?

そこで、ちょうど夫の誕生日が近づいていたので、バースデーケーキとしてコストコの『ストロベリートライフル』を買ってみることにしました。ケーキの容量は1.4kg。これだけ大きなケーキなら、サプライズとしての役割を十分果たしてくれそうです。家族に内緒で、コストコまでケーキを買いに走ってみました。

『ストロベリートライフル』でサプライズバースデーをやってみた

ケーキ選びはママに任せてね! ウフフ(ニヤリ顔)」と、家族に内緒で用意した『ストロベリートライフル』。まさか、38回目のバースデーを1.4kg /1,598円という高コスパなケーキで祝われると思っていない夫は、甘い物が好きではないので「ケーキなんかいらないよ」と消極的な態度です。子供たちは、母の持つ大きすぎるコストコ保冷バッグから漂うオーラを察知したのか、「それ、どんなケーキ!?」と大騒ぎ。洗面所に隠れ、あわててろうそくを立てたので、「HAPPY BIRTHDAY」の配置を間違えてしまいました。

ケーキの装飾可能範囲が大きすぎて、のびのびと装飾できてしまうんですよね……。

ケーキの登場に「北斗晶かよ!」と大喜び

「ジャジャーン!」とケーキをもって登場すると、38歳・4歳・2歳の男子が「おおおー!」と、どよめきました。甘い物が苦手で普段ケーキを敬遠している夫の反応が気になっていましたが、「お前、北斗晶かよ!(笑)」と大喜び。お笑い芸人エハラマサヒロによる北斗晶のモノマネ「コストコ行ってこい!」がお気に入りらしく、「コストコ行って 1リットルのティラミス買ってこいよ〜!」とモノマネのモノマネをしながらケーキを抱えて小躍りするという、よくわからない展開に。

子供たちは、とにかくケーキが食べたくて、夫の後を追いかけまわしています。

お約束のキャンドル点火もやってみました。可愛らしく見えますが、1.4kg のケーキです。

ちょっとした焚き火くらいの大きさがあるケーキを前に、子供たちの興奮は最高潮に達していました。容器に積み重ねられただけに見えるケーキですが、子供にとっては「このケーキ、めっちゃ美味しそう!」。早く食べさせろと、ケーキに襲いかかってきます。

ケーキをすくって食べる。それだけで幸せ。

『ストロベリートライフル』は、大きなスプーンなどで容器からすくって皿に盛り付け食べます。普段の “切り分ける” スタイルとは違う食べ方に、子供たちは大興奮。ケーキをすくってもらうだけで歓声があがっています。もちろん、38歳のアラフォー男子も「こんなやり方して怒られないなんて!」と、なんだか楽しそう。

スプーンだと綺麗にすくえないので、写真のようなケーキスプーンがあると便利です。ダイソーなど100均で売っています。

塩味の効いたカステラっぽい生地が2層になっていて、間には甘味の濃い生クリームがたっぷり詰まっています。日本のケーキはスポンジを軽く、とろける歯触りにしようと頑張っている感じがするのですが、これはその逆。しっかりとした歯ごたえで、甘塩っぱい生地のスポンジがこれでもか!と主張してきます。

濃い味付けなので夫の反応が気になりましたが「美味い! こんなに美味いケーキ久しぶりだ!」と喜んでいます。

子供たちは、目を離したすきにケーキの中へ指を突っ込み、いちごをつまんで食べていました。いちごは縦半分にカットされていて、てんこ盛りに見えますが「あれ、意外と少ないな」という印象です。というか、濃厚な味のケーキ部分に対し、圧倒的にいちごが不足しています。

「美味しい! ケーキ、もっとちょうだい!」と、ケーキの入った皿を抱えたままお代わりを要求する2歳。生クリームにハマり皿を舐める4歳。久しぶりに食べたケーキが「甘いだけじゃなくて塩っぱくもあり、バランスがよくておいしいよ!」とツボにはまって喜ぶ38歳。コストコの『ストロベリートライフル』が登場してわずか10分足らずで、キッチンがカオスになりました。

1,598円でここまで興奮できるイベントになってくれる『ストロベリートライフル』は、かなり高コスパな商品ではないでしょうか。