気が付くと内股気味になってしまうO脚、悩んでいる人も多くいます。O脚になっていると、足のラインが曲がって見えたり、足が短く見えてしまったりとデメリットはたくさん。この記事では、座り方から考えるO脚の原因や治し方についてご紹介していきます。

O脚になってしまうメカニズム

どうしてO脚になってしまうのは知っていますか?O脚とは、膝が内側を向いているため足全体が「O」の字のようにカーブしてしまっている状態を言います。膝が内側を向いてしまうのには、骨盤の傾きが影響しています。普段から姿勢の悪い人や座り方の悪い人だと、骨盤が傾いてO脚になりがち。足を組んで座ったり、背中を丸めて座っているような人は要注意。また妊娠・出産を経験した女性には、骨盤が開いてO脚になりやすいようです。骨盤や膝の向きに注意することが、O脚改善のカギと言えます。

足を真っ直ぐにしてO脚を改善する立ち方

O脚の人は姿見の前などでまっすぐに立った時、両膝同士がくっついていないのが確認できます。この状態でゆっくり膝を曲げていきましょう。ある程度曲げると両膝がくっつくポイントがあらわれます。両膝がくっついたら、膝が離れないように意識しながらゆっくりと足を伸ばしてください。両膝をくっつけたまま真っ直ぐに立てていれば、ストレッチ成功です。これが骨盤や膝の位置が正しい状態、と覚えておきましょう。電車内や立ち仕事のときなどにも、このやり方でO脚を少しずつ改善していってくださいね。

座ったままでできるO脚改善ストレッチ

デスクワークでO脚に悩んでいる人におすすめの方法です。椅子に座った状態で、両膝の間に本を挟んで過ごすだけ。挟んでいる本を落とさないように、両膝をぴたっとくっつけた状態で長時間過ごしましょう。足の内側の筋肉が鍛えられて、O脚が改善されやすくなります。本は分厚いものではなく、雑誌程度の厚さがおすすめです。もし雑誌で慣れてきたようなら、紙一枚でチャレンジしてみてください。薄い紙一枚だとちょっとでも力を緩めたらすぐに紙が落ちてしまうため、緊張感を持ってチャレンジできますよ。

O脚は外反母趾や腰痛の原因にもなる

O脚の人はそれで日常生活に顕著なデメリットが生じるまで、なかなか自分がO脚であることに危機感を持たない人がほとんどです。また自分がO脚であることに気づいてない人も多くいます。しかしO脚になると脚全体のバランスが悪くなり、靴擦れや外反母趾といったトラブルも起こします。また、足の血流が悪くなって末端冷え性になったり、膝痛やむくみのような弊害が及ぶことも…。もしO脚を自覚しているなら、早めに対処しましょう。


writer:さじや