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1日に何度もテキストをやりとりしていると疲れてくるもの。Googleは以前からメール返信の手間を省くべく、人工知能(AI)で届いたメールの返信内容を提案する「Smart Reply」機能をInboxやGmailに実装していましたが、この機能をGoogle自身のアプリのみならず、Facebook Messenger、Twitterのダイレクトメッセージ、WhatsAppといったチャット機能で使えるようにするプロジェクトが水面下で進んでいます。

Tired of texting? Google tests robot to chat with friends for you | Technology | The Guardian

https://www.theguardian.com/technology/2018/feb/14/google-tests-robot-chat-reply-friends

Google’s testing an Android app that adds Smart Reply to Slack, Facebook Messenger, and more - The Verge

https://www.theverge.com/2018/2/14/17013292/google-reply-app-testing-android-smart-reply-sms-slack-facebook-twitter

Googleは2015年に、受信したメールに対する返信をAIが提案してくれる「Smart Reply」をInbox上に実装すると発表しました。このSmart Replyは、例えば「今どこにいる?」というメールが届くとアプリが「家です」「家だよ」「駅です」といった3つの選択肢を示してくれ、ユーザーはテキストを手打ちしなくともボタンをプッシュするだけで返信ができるというものです。

Inbox上で実装されていたSmart Replyは2017年5月にGmailにも搭載されました。日本語版は12月に機能が使えるようになったと確認されています。



日本語版のSmart Replyはこんな感じ。「元気?」という内容に対して「元気だよ」「元気です」「元気じゃないよ」という選択肢を示すシンプルなものや……



これまでのやりとりから推測した具体的な地名を選択肢として出してくる場合も。



そしてこの「Smart Reply」が、Googleハングアウト、Allo、WhatsApp、Facebook Messenger、Androidメッセージ、Skype、Twitterのダイレクトメッセージ、Slackなどで利用できる「Reply」となって、Googleのプロダクトラボ「エリア120」でテスト中とのこと。

Googleには、社員が就業時間の20%は通常業務から離れて好きなものを開発できるという「20%ルール」が昔から存在しており、「エリア120」は20%ルールを正式に使えるようにしたプログラムです。

Google社員が勤務時間中にスタートアップを構築できる「エリア120」とは? - GIGAZINE



エリア120はフォームを通してテストユーザーを募集し、ボランティアのAndroidユーザーにメールを送ることでテストを行っています。申し込みフォームでは「最も使うアプリ」を回答する項目、「週に1度は使うアプリ」を回答する項目、「この機能に興味を持った理由」の回答欄などが並んでいます。



テスト中の機能は、Hangoutsだと以下のような感じで表示される様子。「レストランにいる?」という質問に対して「はい」「はい、います」「いますとも」といった返信の選択肢が表示され……



Androidメッセージでは「何時に家に帰る?」という質問に対して、位置情報を駆使した「車で13分」という選択肢が表示されています。なお、Androidメッセージは限定的ではあるものの、既にReplyを搭載しているアプリの1つです。



上記のようなさまざまなチャットアプリにおけるReply機能は開発のごくごく初期段階であり、またGoogle全体の開発活動とは別個のものであるため、実際に機能が発表されるかや、発表時期がいつ頃になるかなどは不明。Google広報担当は「エリア120で行われている他のプロジェクトと同様に、これは初期実験の1つであり、今すぐに共有できる情報はありません」と語っています。