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キヤノンは2月14日、FA(工場の自動化)分野でシーメンスと協業を開始し、システムソリューションを順次発売すると発表した。

第1弾として、シーメンスの製産業用PC「SIMATIC IPC」に、キヤノンの異常監視・録画ソフトウェア「Monitoring Edition」および画像処理ソフトウェア「Vision Edition」をあらかじめインストールし、生産設備への組み込みが可能なFA用システムソリューションとして3月から順次国内で販売を開始する。

キヤノンは、ネットワークカメラや産業用カメラなどのイメージング技術や画像処理技術などを結集し、工場の可視化を実現する「Canon Industrial Imaging Platform」として、生産現場の自動化と生産性向上を促進するための幅広いシステムソリューションを提供していくという。

Monitoring Editionは、マイルストーンシステムズのビデオ管理ソフトウェア「XProtect」に、生産設備の制御を担うPLC(Programmable Logic Controller)との通信ができる機能を組み込み、ネットワークカメラで撮影した問題発生時の映像を切り出して外付けHDDなどに自動録画できるソフトウェア。

なお、対象となるネットワークカメラの機種は、XProtectに対応するキヤノン製ネットワークカメラとなる。発売時期は4月下旬を予定している。

Vision Editionは、画像処理技術で製造現場の作業効率化を支援するソフトウェア。同社製のネットワークカメラや、新製品でAF(オートフォーカス)・AE(自動露出)を搭載するレンズ一体型の産業用カメラ「N10-W02」と画像処理技術を組み合わせ、バーコードの読み取り作業や資材配置の点検などを可能にする。

デンソーウェーブの小型アームロボット「COBOTTA」とN10-W02を連動させることで、ピック・アンド・プレース(特定の位置にある対象物をつまみ上げて定位置に配置する一連の作業)の作業も可能とし、工場の単純作業の自動化を実現するという。発売時期は、Vision Edition・N10-W02ともに3月下旬を予定。

キヤノンは今後、シーメンスのSCADA(Supervisory Control and Data Acquisition)システム「SIMATIC WinCC」と生産現場の映像データを連携させることにより、さらに広範囲の映像データの利用を可能にするシステムを商品化していく予定だ。