女優の武田久美子と村上佳菜子が、2月7日放送の『1周回って知らない話』(日本テレビ系)に出演した。

 番組では、近年ブームとなっているフィギアスケートにまつわるお金の話を特集していた。武田は現在アメリカ・サンディエゴ在住で、15歳になる娘のソフィアがフィギアスケートに励んでいる。

 武田は番組で「3歳半からフィギアスケートをやっている。いまの娘のメインコーチは30分間60ドル。ってことは1分間で2ドルです。5分遅れたら1000円ですね。1000円あったらお昼を食べられますよね。それをうちの子はチンタラチンタラ(スケートシューズを履いている)」と発言。

 フィギアスケートを習わせる親には、常にお金に関する苦労が絶えないようで、熱心になればなるほど親のイライラは増大するらしい。

 同じく番組に出演した、プロスケーターの村上もこう振り返る。

「(お金の工面は)全部お母さんがやってた。(現役中は)よくイライラしてるなあって。ちょっとでも練習の時間に選手同士で喋ってたりすると、リンクサイドから殺気立ったお母さんが(見てる)。シルエットだけで『怒っている! 練習しなきゃ』って」

 ちなみに、村上のようなオリンピックにも出場するトップ選手になると、個人レッスンの費用だけで年間390〜480万円ほどかかる。衣装代や遠征費用も含めると年間3000万円以上も必要になるというから驚きだ。

 武田の2017年10月14日付けのオフィシャルブログには、『娘への愛情』と題されたスケートに関する記述が登場する。

<自分のなり振り構わず娘のスケートのサポート今年も頑張りましたー!彼女も懸命に頑張ったのですが決勝戦に出場することまでは届きませんでした。。。
 ただ私が強く言った事は立派に成し遂げたので結果はどうであれ、これからも全力でサポートしてあげようと思っています>

 この日のブログには、華麗な黒の衣装に身を包む娘の写真が掲載され、武田の<私はいつも思うのですがスケーターママは本当に大変です>という言葉が添えられている。

 2017年には、娘を表彰台に上げるべくメインコーチを変えたばかりという武田。番組でのエピソードを聞く限り、残念ながら母親の苦労は娘に伝わっていないようである。