(写真提供=SPORTS KOREA)チャン・グンソク

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芸能人たちを支え、応援するファンたち。人気商売でもあるアイドルやスターたちにとっては頼もしくありがたい存在だが、公式行事だけではなく、私生活まで追いかけ回す度を超した一部の熱狂的なファンたちの行動は、悩みの種だ。

ストーカー行為と言ってもいいほど執拗なファンたちを、韓国では”サセン・ファン”と呼ぶ。「スターたちのサセンファル(私生活)を追いかけ回すファン」という意味で、サセン・ファンたちの暴走は尋常ではない。

所属事務所や公演会場、撮影現場にテレビ局はもちろん、美容院、レストラン、飲み屋に自宅まで、お目当ての芸能人が出没する場所には何時間も”出待ち”するのは基本中の基本だ。

芸能人が移動すれば、1回10万ウォン・1日貸切で30〜40万ウォンが相場とされる追っかけ専門の”サセン・タクシー”に乗って、カーチェイスも辞さない執拗さで追いかけ回す。つまり、日本風で言う”追っかけ”だが、韓国のサセン・ファンたちはもっと激しい。

ここで、韓国サセン・ファンによる事件を振り返ってみよう。

公演中に”拉致未遂”の危機に…「少女時代」


2012年4月17日、テヨンが公演中に舞台に乱入してきた男に連れ去られそうになる事件が発生した。警備員が男を退場させ、事件は終結。テヨンが善処を求めたため、警察沙汰になることはなかったが、国内外で大きな話題を呼んだ。被害はそればかりでなく、

同年5月25日放送の『真夜中のTV芸能』では、一人当たり5000ウォンでメンバーの電話番号がネット上で販売されていることが伝えられている。また今年1月16日には、サニーがツイッターで移動中に追跡してくるファンに「ついて来ないでください」と警告した。

(参考記事:本当にファンですか!? アイドルの個人情報を売買する恐ろしき「サセン・ファン」たち

7台の玉突き事故を起こされた「SUPER JUNIOR」

2011年1月28日、シンガポールツアーの最中、イトゥクとヒチョルの乗った車が、追跡してきたサセン・ファンにより7台の玉突き事故を起こされた。事故は現地の新聞でも大きく報道され、二人も当日にコメントを公開。イトゥクは「死にそうになった」、ヒチョルは「二度と先日のようにこれまでの日々が走馬灯のように思い出されることがないことを願う」と語った。

だが、それからも被害は続き、2012年7月9日にもヒチョルはしつこく追跡してくる”サセン・タクシー”の被害をツイッターで告白。イトゥクも10月29日、入隊前日にまで追ってきたファンを厳しく非難した。2013年にはヒチョルが「”サセン”にはファンという言葉を付けてはならない」とまで断言している。

ファンとの”狂乱”のカーチェイス…「チャン・グンソク」



(写真提供=SPORTS KOREA)チャン・グンソク


2012年7月22日、ツイッターで「タクシーにアンテナを付け、空車を追うようにしてGPSで送信」するなどの被害について「はっきり言って”サセン”なんていらないから消えろ」と怒りを露わに。2011年10月30日にも同様の発言をしている。

被害は国内に留まらず、2012年11月の上海公演の際にも、「交通法を違反し、安全を考えず」に猛追跡してくるファンらに激怒。「一言で狂乱の疾走だった」としながら、「公安当局が安全上の理由で僕に帰ってほしいって。これだと僕、公演の許可をもらえない」などと何度も警告した。

スト―キング被害を告白した「BIGBANG」

2013年2月28日、G-DRAGONはツイッターで「最近は幼い子たちが家まで訪ねてくる…玄関の前まで…」とサセン・ファンによる被害を告白。「母や姉が驚いている」「家に来ないでくれ」と非難した。その姉が公開したコメントによれば、ファンは玄関前の消火栓の中や地下駐車場に潜んでいたという。

さらに同年12月24日には、V.Iが中国ツアーのスケジュールを終えて車で移動中、サセン・ファンの追跡が原因で交通事故に遭っている。事故を起こしたファンは逮捕されたが、V.I側が善処を求め事件は収束。V.Iは翌日、ツイッターで「事故は誰のせいでもないし、僕は大丈夫だ」と冷静にコメントした。

兄の結婚式にファンが乱入…「EXO」


2013年9月26日、ベクヒョンの兄の結婚式にサセン・ファンが乱入した。ベクヒョン、チェン、ディオが祝いの歌を披露しようとしたところ、式に招待されていないはずのサセン・ファンが椅子に上るなどして無断で動画を撮影。

サインをもらおうとメンバーに詰め寄り、ムードをぶち壊した。ベクヒョンは耳を真っ赤にしながら新婦に謝罪。後日、元メンバーのタオとクリスは「どうか自制してほしい」と警告文を発表している。

この他にも、カイが空港で押し倒され腰を強打したり、宿舎から盗まれたディオパンツがネット上で販売されたりと、サセン・ファンによる被害は数知れない。トイレに行く際もファンから身を守るため交替で見張りをするのだとか。

(文=S-KOREA編集部)