バレンタインデーに、氷上で熱いキス−。

 こんな情熱的なシーンを繰り広げたのは、平昌冬季五輪で14日に行われたフィギュアスケートペアのショートプラグラム(SP)に出場した、米国のクリス・クニエリム、アレクサ・シメカクニエリム夫妻だ。

 2人は2012年からペアを組み始め、16年に結婚。今回の平昌五輪が、記念すべき“五輪デビュー”となった。英BBCによると、演技の最後に熱いキスを交わしたことに、夫のクリスさんは「バレンタインデーにお互いがどれほど愛しあっているかを、スケートの中で示したかった」と説明した。

 今回の平昌五輪出場には特別な思いが込められている。妻のアレクサさんは2年前に体調を崩し、数回にわたって腹部の手術を行った。一時は選手生命の危機に立たされたアレクサさんはBBCに対し、「わたしたちがここにいることがどれほど幸運であることかを(今回の五輪出場は)思わせてくれる」と語っている。

 この日のSPは14位に終わった夫妻だが、五輪の舞台でキスを交わした今年の2月14日は、2人にとって夫婦愛を確かめる最良のバレンタインデーになった。(五輪速報班)