宇宙食としてNASAも採用しているスーパーフード「キヌア」
5000年ほど前から食べられ一度は歴史からその姿を消し、1990年代になって再び脚光を浴び始めたスーパーフード「キヌア」をご存知でしょうか。日本では雑穀のひとつとして扱われていますが、キヌアという名前も知らないという人はまだまだ多いはず。スーパーフードとして非常に注目されている、キヌアについて紹介しましょう。
キヌアは宇宙食としてNASAも採用その見た目が米や小麦に似た食物であるキヌアは、穀物のような見た目とは裏腹に、ほうれん草やビートと同科の植物です。とはいえ遥か昔から現在に至るまで穀物として食べられているので、擬似穀物とも呼ばれます。13世紀の昔、インカ帝国ではキヌアを穀物の母と称していたそう。現在もその取り扱いやすさや豊富な栄養面から、アメリカ航空宇宙局NASAが21世紀の主要食として宇宙食に推奨しています。遥か太古から現代まで、ここまで評価されている食物というのはなかなか無いのではないでしょうか。
気になるキヌアの栄養価ですが、一般的な穀物である白米や玄米と比較するとなると、そのカロリーは白米も玄米もキヌアも大差ないものの、キヌアには白米、玄米の2倍以上のたんぱく質、白米の10倍以上、玄米の2倍以上の食物繊維、白米の10倍、玄米の5倍以上のカルシウム、白米の5倍、玄米の2倍以上の鉄など、非常に豊富な栄養素が含まれています。
そのたんぱく質は必須アミノ酸のすべてをバランスよく含んでおり、含まれる脂質においてはオレイン酸やリノレン酸といった不飽和脂肪酸が主成分なので健康的。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を含んでいるので血糖値対策にも効果的。いかにキヌアが優秀な食物であることがわかりますね。
キヌアってどんな味?キヌアは白米よりも小さい豆粒のような存在ですが、主に湯がいて食べられており、ゆでると3〜4倍の重さになります。独特のプチプチとした食感があり、味はほとんどありませんが、いつもの白米代わりに食べるか、白米に混ぜて炊いていただくのがオススメ。白米や玄米よりも若干抵糖質なのも嬉しいポイント。キヌアには腸内環境改善や美容・美肌効果、ダイエットサポート効果なども期待できます。
日頃の栄養不足を簡単に補えるキヌア。気になった方はスーパーやドラッグストアで販売されているので、キヌアの栄養パワーを一度体感してみてくださいね。
writer:サプリ編集部