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マクロミルはこのほど、「災害や防災に関する定点調査」の結果を明らかにした。同調査は2月5日、全国の20〜69歳の男女1,000人を対象にインターネットで実施したもの。

どのような災害を恐れているか尋ねたところ、最も多い回答は「地震」(95.0%)だった。2位は「豪雨、洪水」(53.7%)、3位は「大規模な火事、爆発」(50.4%)となっている。2017年7月調査時と比べると、今回5位の「津波」、今回3位の「大規模な火事、爆発」、今回7位の「噴火」は、それぞれ10ポイント以上高かった。

大災害に対する防災意識の変化を尋ねると、58.9%が「意識している(とても意識している+やや意識している)」と回答した。この割合は、2017年7月調査時とあまり変わっていなかった。

大災害に対して備えていることを聞くと、「日用品・水・食料品などの備蓄」(45.9%)、「避難場所や避難所の確認」(43.3%)、「保険加入」(40.5%)が多かった。大災害に対し、この1年で強化したことの1位は「日用品・水・食料品などの備蓄」(21.3%)、2位は「避難場所や避難所の確認」「モバイルバッテリーを携帯」「保険加入」(各7.6%)だった。

自身の生活圏における「広域避難場所」や「避難所」を把握しているか尋ねたところ、48.6%が「およそ把握している」、15.2%が「ほぼ把握している」と答えた。「把握していない(ほとんど把握していない・まったく把握していない)」は36.2%となっている。

災害発生時に避難する場所としては、災害発生時に身を守るために避難する「避難場所」と、自宅生活が困難な場合、一定期間の避難生活をする「避難所」に大きく分けられる。そこで「広域避難場所」と「避難所」の違いを知っているか聞くと、63.4%が「知らなかった」と答えた。

国や地方自治体が開催する防災イベントに参加したことがあるか尋ねたところ、76.3%が「ない」と回答した。今後の参加意向や興味について聞くと、「積極的に参加したい」は11.5%、「興味はある」は36.8%、「興味がない」は36.8%だった。

居住する市区町村が行う大災害の備えに対する安心感を尋ねると、「安心(とても安心だ+やや安心だ)」(31.5%)よりも、「不安(やや不安だ+とても不安だ)」(68.5%)が大きく上回った。

大災害が発生したら、居住する市区町村は頼りになると思うか聞くと、「頼りにならない(あまり頼りにならないと思う+まったく頼りにならないと思う)」が60.1%だった。「頼りになる(とても頼りになると思う+まあ頼りになると思う)」は39.9%だった。