ここ数年で一気に普及してきた、国際ブランド付きのプリペイドカード。あらかじめチャージしておけば、あとは決済するだけといった利便性や、クレジットカードのように後で引き落とされる訳ではないので、利用明細に怯えることもなく、入金した金額の範囲内でしか決済できない安全性があります。クレジットカードと違って、購入した物品に対する補償が手薄になっていたり、決済できない店舗があらかじめ指定されていたりといったデメリットはあるものの、手軽に持てて、手軽に使えるので非常に便利です。

ここ数年で目にする機会が多くなった、国際ブランド付きプリペイドカード

 さて、各携帯電話会社でもプリペイド式のカードを発行していますが、キャリアとの回線契約を結んでいなくても発行できるNTTドコモの「dカード プリペイド」を除けば、基本的に携帯電話回線や固定回線などを契約していないと発行することができません。ですが、回線を解約したからといって、すでに発行したプリペイドカードの返却は全く求められません。したがって、解約すればするほどカードも溜まっていくことになります。

 たまる一方のカードを破棄すればそれまでの話ですが、なんとか有効活用したいと思っている筆者は、回線解約済みの「dカード プリペイド」と「au WALLET プリペイドカード」では、契約回線と紐付けされているカードと比較して何ができるのかを確認してみました。

解約した回線のプリペイドカードがこんなに……。

 まず、NTTドコモの「dカード プリペイド」を確認しました。dカード プリペイドデスクに伺ったところ、回線契約を解除しても、dアカウントの利用継続手続きをすることで、これまで通り使っていたカードでMasterCard/iD決済ができ、dポイントも貯まることが分かりました。また、カードの有効期限から逆算して1年以内に利用すれば、新しいカードも発行されます。ただし、チャージ方法がマイページにログインしてクレジットカードでチャージするか、ローソン店頭での現金チャージに限られてしまう、との回答を頂きました。

 ちなみに、筆者の場合は回線解約時にdアカウントを消してしまったため、新たにdアカウントを作り直し、そのID/パスワードでdカード プリペイドのマイページにログインし、その際に回線解約済のカード情報を入力することで、再びマイページで残高照会やチャージなどが可能となります。以前決済した履歴も表示されていました。

新しいdアカウントで、回線解約済みのdカード プリペイドの情報を登録

無事に登録完了、なんと5円残っていた!

1年前の利用明細も確認できた

 一方のau WALLET プリペイドカードも、解約後の問い合わせ先であるWebMoneyサポートセンターに伺ったところ、回線解約後も使用できることが分かりました。ただし、チャージはauショップの店頭カウンター、ローソン、インターネットカフェの自遊空間において、現金でしか入金できません。また、決済してもau WALLETポイントは貯まらず、解約したau IDでログインしても残高照会はできません、有効期限到来時に新しいカードの発行もありません、との回答を頂きました。

auショップの店頭カウンターで、回線解約済のau WALLTET プリペイドカードに入金できた

 ですが、au WALLET プリペイドカードはWebMoneyプリペイド機能も備えているため、株式会社ウェブマネーがリリースしている「WebMoneyカードケース」アプリを使えば、カード裏面のWebMoneyプリペイド番号を入力することで、回線を解約した後でもすぐに残高照会できます。

「WebMoneyカードケース」アプリでは、回線解約済のau WALLET プリペイドカードの残高照会が可能。利用明細も確認できる

 このように、いずれのカードもポイント付与の有無やチャージ方法の差はありますが、携帯電話回線を解約しても使えるようになっており、複数のカードを日常決済用、プチ貯蓄用……など、用途別に使い分けることができます。

 また、本記事の執筆をきっかけに、回線解約済のdカード プリペイドに5円のチャージ残高があることが判明しました(笑)。もしかすると、読者の方々の手元にあるキャリアが発行した回線解約済のプリペイドカードにも、いくらか残っているかもしれません。