身近に元気がない・うつ病っぽいなと思う人がいたら…

今、あなたの周りには、元気のない方はいらっしゃいますか? その相手は、職場の同僚でも、友達でも構いません。元気がなさそうだけど、でもどうやって声をかけたらよいのだろうと悩むことは少なからずあるのではないでしょうか。明らかに以前と違うので、もしかしたら「うつ状態・うつ病」なのかも…と、心配することもあるかもしれません。そんな時、あなたはどう対応していますか。事例を交えてポイントをお伝えしたいと思います。

同僚の様子が心配になったらどう対応する?

Aさんが気になっているのは、同僚のBさん。最近急に元気がありません。最近は、会議中に居眠りをしていることもあります。聞けば、納期が重なって、睡眠時間も十分にとれずにいるそうです。そして、家に帰っても仕事が気になってここ数日は寝つきが悪く、昨日は1時間しか眠れなかったとか。こんなとき、あなたならどう声をかけますか?次の3つの選択肢から選んでください。

【 A 】「居眠りをしてしまっている」という事実に着目して、注意をする
【 B 】この時点では、うつ病か一過性のものかわからないので、経過を見守る
【 C 】うつ病の可能性があるので、さりげなく専門家への相談を促す

【 A 】を選択した場合には、
ただ注意をして終わるだけでなく、睡眠はきちんと取れているのか、などを聴いてあげる事が重要です。単なる夜更かしであれば、本人の自己管理上の問題ですが、悩み事や、大きなストレスがあることを黙っているのかもしれません。話を聴いてもらえるだけでも、すっきりするものです。じっくりと話を聴いてあげましょう。

【 B 】を選択した場合には、
見守りつつ、不調のサインに気づくことが重要になります。見守ると言っても、ただ何気なく見ているだけでは、何かあったときのサインを見落としてしまいます。注意力や意欲の低下は、細かなサインとして現れます。遅刻の増加、服装の乱れ、トラブル・クレームの増加などが見られるようであれば、もう一度声をかけてみるのもよいでしょう。

【 C 】を選択した場合には、
まず、病気であるかどうかを専門家以外の人間が判断したりしない、ということが大切です。うつ病かどうか、という結論を急がずに、あくまでも、業務や勤怠の乱れ等、客観的事実を理由に、まずは上司などの管理監督者に相談が必要かもしれません。可能な場合は、本人にさりげなく上司への相談や、カウンセリングなどの専門機関の利用を促してみてはどうでしょうか。

※この記事は2008年3月に配信された記事です