年収500万円で買える新築マンション、東京のどこが限界? 年収300万円では新築も都内も無理…

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 もはや給料が上がらないとヘソを曲げている時代ではなく、現年収の維持が精いっぱいな現状は今後も続くだろう。それでも家族を持ち、マイホームを買い、生まれた子供には人並みの教育を施したいものだ。そこで、年収ごとに男たちが実現可能な限界値を探ってみることにした。

◆3LDK新築マンションを年収500万円は足立区、700万円は江戸川区に購入可能!

「首都圏の新築マンション平均単価は以前より下落し、フラット35の金利も低下しています。材料費の高騰はここ何年か続いていて割高感はありますが、それでも手の届く物件は増えている」とは、プリンシプル住まい総研所長の上野典行氏だ。

 マンション購入時に組む住宅ローンは最大35年という長期にわたるため、FPの横山光昭氏が算出した年収別の家計簿より、住宅費(年収300万円→4万8900円、年収500万円→7万6720円、年収700万円→9万3340円)に預貯金や雑費その他からの余剰金は投入せず、夫の小遣い(年収300万円→1万7800円、年収500万円→2万8900円、年収700万円→3万7400円)から足りない部分を拠出し追加。そこから、住宅ローン金利を1.15%として算出したのが以下の限界値となる金額である。

<年収別 破綻しない購入額>
・年収300万円限界値 1935万円
・年収500万円限界値 3283万円
・年収700万円限界値 4147万円

「年収500万円なら3200万円台まで購入可能額を上げることができ、それなら足立区の西新井駅徒歩13分のところに新築マンションを買うことができます。年収700万円なら江戸川区の平井駅徒歩8分、八王子駅徒歩4分の新築マンションも買えるでしょう。

 残念ながら年収300万円は新築マンションは厳しい。ただ、中古マンションなら大宮駅からバス14分などの物件も買えますし、少しでも安い中古物件を探してリノベーションすれば、都心にもう少し近づけるでしょうね」

 年収別の限界値から、SPA!編集部が購入可能な物件を独自に探した。通勤時間などを考えると、都心に住みたいところだが、これが年収300万〜700万円男が破綻せずに生息できる限界である。

<年収別 購入できる首都圏マンション>
●年収300万円
・埼玉県さいたま市 1930万円(築30年・69.95m²)
・神奈川県川崎市麻生区 1930万円(築26年・73.76m²)
・千葉県千葉市花見川区 1930万円(築10年・90.87m²)
●年収500万円
東京都足立区 3198万円(西新井駅徒歩13分)
・千葉県流山市 3208万円(流山セントラルパーク駅徒歩4分)
・神奈川県横浜市鶴見区 3280万円(鶴見駅徒歩20分)
●年収700万円
・東京都江戸川区 3980万円(平井駅徒歩8分)
・東京都八王子市 3988万円(八王子駅徒歩4分)
※年収300万円男では新築マンションは購入不可能。地図内は中古マンション。ほかの年収男は3LDK(70m²)新築マンション

【上野典行】
プリンシプル住まい総研所長。住宅情報タウンズ・住宅情報マンションズ編集長などを経て現職。不動産会社のコンサルタントや全国各地での講演活動を行っている

― 年収別 男の限界値 ―