一人ビットコイン焼き肉。決済時はお店のQRコードを読み取り、取引所からコインを送信する。間違うと二度とコインが戻らないので要注意だ。

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 昨年から、ビットコインを中心とした仮想通貨ブームがかつてない熱を帯びている。ブロックチェーン技術向上にも期待が持たれる中、「通貨」としての使い勝手はどうなのか。記者が1週間実践してみた!

◆ビットコイン生活開始! でも口座が開設できない…1〜2日目

 ビットコイン生活初日(1月10日)。実はまだこのとき、肝心の仮想通貨口座が開設できていなかった。かなり前から申請していたにもかかわらずである。あらゆる取引所へ手続きを行っていたが、昨今の仮想通貨ブームで口座開設希望者が殺到していたためだ。やむなく編集者にビットコインを送金してもらい、唯一、即時開設できた中国の取引所「Kucoin」で受け取り。ビットコイン決済が可能なギフト券販売サイト「amaten」でアマゾンギフト券を買い、それを元手に、アマゾンのスピード宅配サービス「プライム ナウ」で大量のカップラーメンと水をゲット。口座開設まではこれで飢えをしのぐことにした。

 2日目(1月11日)。「ビットコインATM」なる存在を見つける。そこでは「ペーパーウォレット」というレシート状のビットコインが発行できるそう。「これだ!」と思い、取扱店に電話すると、’17年10月に法律が改正され、国の許可が下りなければ仮想通貨の交換を行えなくなり、ほとんどのATMが使えなくなってしまっていた。それに伴い、「SAMURAIEXCHANGE」などのビットコインの両替を行っていたお店も、現在そのサービスが一時停止となっているようだった(1月18日現在)。

 こんな中、アマゾンで買ったカップラーメンはどんどん減る。しかもコスパ重視で「ごつ盛り」ばかり買ったので、猛烈に飽き始めてきた。

《ビットコイン生活1〜2日目》
amaten 0.00150527BTC 2,852円
手数料 0.0005BTC 947円
合計 0.00200527BTC 3,799円
※出費の内訳は、決済時に端末に表示された額

◆「ごつ盛り」からの脱却 ようやく出金・決済ができるように…3日目

 3日目(1月12日)。国内の取引所「ビットフライヤー」からついに「取引確認の完了」メールが到着。これで晴れて出金ができるようになった。その足で向かったのがビットコイン精算のできる「バー銀座パノラマ渋谷店」。ジオラマを走る電車を見ながら、ワンコインからお酒が飲めるお店だ。

 なおビットコインで決済する人は「最近は、逆に少ない」そう。店主いわく、「今どんどん上がっているので、通貨として見られていないのかも」とか。初のアプリによる決済はちょっと緊張したが、お店のスマホのQRコードを読み取り、どうにか支払えた。

 このあと、まだ希少な存在であるビットコイン決済が可能な大手量販店のビックカメラにも寄り、「ストロングゼロ」とおつまみを購入。だが対応するレジが少なく、フロアを右往左往しながらの会計作業となる。店員さんも慣れない様子で、恐縮しながらもどうにか買い物完了。我慢していたお酒が手に入り、生活にも張りが出た。

 なおビットコイン以外の仮想通貨でも買い物ができるお店があるか調べた。が、モナコインは東京で使えるお店が数軒あるが、リップルが使える店は、リサーチの結果、埼玉のうなぎ料理店1店だけ。イーサリアムにおいては一店も見つからなかった。

《ビットコイン生活3日目》
amaten(nanacoギフト券購入) 0.00119191BTC 2,000円
手数料 0.0008BTC 1,342円
バー 0.00176BTC 2,980円
手数料 0.0008BTC 1,355円
ビックカメラ 0.0007BTC 1,180円
合計 0.00525191BTC 8,857円

◆会計トラブルで20分以上待ちぼうけになる…4日目

 4日目(1月13日・土曜日)。10時ごろに起きて遅めの朝食。アマゾンで買ったカップ麺「ごつ盛りコーン味噌ラーメン」とビックカメラで購入した豆系おつまみを食べる。

 夕方は赤坂の焼き肉店「九州焼肉 てにをは」へ。切り落としカルビやライスなどを楽しんで2523円。ここでは土地柄、羽振りの良い社長さんらが月5〜10回ほどビットコイン精算をしていくそうだ。脂の乗ったおいしい肉を食べて、さて会計を……というところで、問題発生。入金しても店側の端末でなかなか反映されず、20分以上お店で待ちぼうけになった。ここまで待つのは珍しいそうだが、やはりこのあたりがビットコインの課題か。

《ビットコイン生活4日目》
焼き肉 0.00149BTC 2,523円
手数料 0.0008BTC 1,355円
合計 0.00229BTC 3,878円

 なお、企画スタート時は1BTCの最高値が188万円ほどあったものの、どんどん落ちて一時168万円まで暴落。「持っているだけ価値が下がる」ことに妙な焦燥感を覚えた。が、この日は176万円まで戻して少し気が楽になる。

 この後、さらなる暴落が待ち受けていることは知る由もなかったが……。(※近日公開予定の後編へ続く)

取材・文/カシハラ@姉御 和場まさみ 辰井裕紀 安英玉(本誌)
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