再任、続投が決まった日本銀行の黒田東彦総裁 Photo:Reuters/AFLO

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4月で任期満了となる黒田東彦日銀総裁の「再任・続投」が固まった。新体制の最大の課題は、いつ異次元緩和政策からの「出口戦略」に踏み出し、「金融正常化」へのレールを敷くかだ。すでに “隠れ出口戦略”が始まっているが、ゴールまでには10年以上かかる「果てしない道のり」だ。続投によって、いみじくも、自らまいた問題の種を処理せざるを得なくなった黒田総裁は、どのような舵取りをしていくのか。(ダイヤモンド・オンライン特任編集委員 西井泰之)

日銀総裁としては57年ぶりの再任
市場の反応は淡々としたもの

 韓国・平昌オリンピックが幕を開けた2月9日、4月8日で任期満了となる日本銀行の黒田東彦総裁の「再任・続投」が固まった。

 任期の5年以上、つまり2期以上務めた日銀総裁は過去にあまりおらず、直近では1956年に就任し、61年から2期目を64年まで務めた山際正道氏が最後。それだけに、“ポスト黒田”の行方に注目が集まっていたが、蓋を開けてみればあっさりと続投が決まった形だ。

 といっても、アベノミクスの“牽引役”だった黒田総裁の続投は、市場関係者の間では既に折り込み済み。そのため、反応も淡々としたものだった。

「続投は想定通り。政策の継続性を考えれば一安心」(市場関係者)

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