ソウル市庁で合同公演を行う南北のテコンドー演武団=12日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】平昌冬季五輪(9日開幕)の開会式前に合同公演を行い、平和のメッセージを伝えた韓国と北朝鮮のテコンドー演武団がソウルで公演を行った。

 韓国主導の世界テコンドー連盟(WT)に所属する演武団と、北朝鮮主導の国際テコンドー連盟(ITF)所属の演武団は12日午後、ソウル市庁多目的ホールで演武を披露した。両演武団による公演は9日に行った五輪開会式の事前公演、10日に行った江原道束草市での公演に続き3回目。

 ソウル市と統一部、WTはこの日の公演に開城工業団地の関連企業をはじめ、ソウル市の清掃作業員や障害者、福祉施設の児童ら約250人を招待した。朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長や与党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表、WTの趙正源(チョ・ジョンウォン)総裁、ITFの李勇鮮(リ・ヨンソン)総裁も公演を見守った。

 公演では韓国側の団員が持つ板を北朝鮮側の団員が割るなど、両演武団がタッグを組む場面も見られた。

 朴市長は昨年6月に韓国中部の茂朱で開かれたWTF世界テコンドー選手権大会でWTFとITFの演武団が合同公演を行ったことに触れ、同公演が平昌での公演につながったとし、全国体育大会の100周年記念行事をソウルと平壌で開くことを提案した。

 北朝鮮の演武団は14日にソウル・MBC本社のホールで公演を行い、15日に陸路で北朝鮮に戻る。

 平昌五輪の開会式に出席したローマ法王庁(バチカン)の代表団が南北のテコンドー演武団に対し、6月にバチカンで合同公演を行うことを提案したことから、6月に再び公演が行われる可能性もある。

 ITFの李総裁は公演後、取材団に対し「涙が出る。テコンドーの根は一つだ」と語るなど、南北の演武団が協力する姿に感激した様子を見せた。