ハーブローストチキン(1/2) キヌアのタブレサラダ添え(1890円)

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 約3600ある上場企業のうち、1300社以上で株主優待制度を導入しており、優待実施率は約36%にものぼる。安定株主の確保と、個人投資家を自社のファンにするのが導入企業の狙いだ。外食企業では自社の食事券を優待品にするケースが多く、個人投資家からの人気が高い。

「株主優待券で外食」と聞くと、牛丼店やハンバーガショップに足繁く通う生活をイメージしがちだが、実はヘルシーメニューや、女子受け抜群のSNS映えメニューも株主優待券でしっかり堪能できる。今回はその実例を紹介しよう。

◆ヴィーガン野菜メニューを株主優待でいただく

 健康志向の高まりを受けて人気となっているのが、都内に4店舗を展開する、Mr.Farmer(ミスターファーマー)だ。完全菜食主義である「ヴィーガンメニュー」や、小麦を使わない「グルテンフリーメニュー」を多数揃えており、店内を見渡すと女性客の比率が高い。

 お店の売りのひとがつが、無料で飲めるウォーターバーだ。果物や野菜のフレーバーがついたデトックスウォーターをセルフスタイルで利用できる。

 このウォーターサーバーがフォトジェニックということで、ちょっとした撮影ポイントとなっており、スマホで撮影する女性の姿が見られた。インスタグラムのアプリを起動してハッシュタグを検索してみると、サラダの写真に交じってなかなかの頻度でウォーターバーが登場している。

 Mr.Farmerはサラダなどの野菜を使ったメニューが中心だが、「それだけでは物足りない」という男性でも納得できるチキンを使った高タンパク質メニューも株主優待で提供している。ガッツリいただける満足メニューなので、インスタ女子に臆せず来店してほしい。

◆行列必至のインスタ映えスイーツも株主優待で

 行列必至の抹茶ティラミスも株主優待券でお得に食べることができる。

 次に紹介するのが鎌倉で外せない観光スポット、鶴岡八幡宮に続く小町通りにある「もみじ茶屋」だ。TVでもしばしば取り上げられる人気の和カフェとなっている。この日は祝日だったこともあり店の前にはかなりの行列が。小一時間並んでからの入店となった。

 店の看板メニューは、木の枡に入って提供される宇治抹茶ティラミスで、来店客のかなりの割合が注文している。筆者もさっそく注文。

 枡に入ったティラミスはなかなかにフォトジェニック。店内の至る所で撮影する様子が見受けられた。トロトロのクリームチーズの上には厳選された抹茶が均一にまぶされており良いアクセントになっている。

 枡の底の部分にはスポンジケーキが敷き詰められているので、最後はスポンジケーキだけ食べることに、とならぬよう計画的に掘削を進めたいところだ。

◆利用したのはどちらもクリレスの優待券

 本記事で紹介したMr.Farmerともみじ屋、どちらも東証一部上場企業のクリエイトレストランツホールディングス(東1・3387)が手がける飲食店である。社名だとピンとこない人でも、代表的な業態である「磯丸水産」や「鳥良」はご存知の方も多いだろう。

 居酒屋、カフェ、レストランと、M&Aを背景に多様な業態を展開するマルチブランドに定評ある企業である。同社の株を100株保有していると年間6000円分の優待券が送られてくる。個人株主から見ると幅広い店舗で使えるの同社の株主優待件は魅力的だ。

 さまざまな業態で利用できて使う人を選ばないクリレスの優待券、権利確定月が2月末となっているので注目してみてはいかがだろうか。

<取材・文/栗林 篤>

【栗林篤】
元IT企業のサラリーマン。年収300万円以下生活の傍ら、株式投資と不動産投資をはじめて、セミリタイアしてフリーライターに。優待株100超を保有、区分1貸家5アパート1を運用。公式ブログ「節約×株主優待×不動産投資でセミリタイアしたブログ 」更新中。著書『サラリーマンのままで副業1000万円』発売中