【ソウル聯合ニュース】北朝鮮メディアは12日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長ら北朝鮮高官代表団の韓国訪問と帰国を報じた。金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長を団長とする高官代表団は、平昌冬季五輪開幕に合わせて9日から11日まで韓国を訪れた。

 朝鮮中央放送は「内外の期待と関心を集めた高官級代表団の南朝鮮(韓国)訪問は、北南(南北)関係を改善し朝鮮半島の平和的な環境をつくる上で意義ある契機になった」と評価した。

 同放送は金与正氏や崔輝(チェ・フィ)国家体育指導委員長、李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長ら高官代表団のメンバーの名前を挙げながら、11日夜に平壌に戻った代表団を金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長兼統一戦線部長、楊亨燮(ヤン・ヒョンソプ)最高人民会議常任委員会副委員長、李洙ヨン(リ・スヨン)党副委員長、李容浩(リ・ヨンホ)外相ら党と政府の幹部が迎えたと伝えた。また、金永南氏は軍の儀仗隊を巡閲した。

 一方、朝鮮中央通信は「金永南同志を団長とする高官級代表団は南朝鮮の文在寅(ムン・ジェイン)大統領夫妻と共に11日にソウルでわが芸術団の祝賀公演を鑑賞した」と伝えた。金与正氏の公演鑑賞にも言及し、韓国の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官や都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官らが同席したとした。

 同通信は演目を紹介し、「公演の雰囲気が高まる中、玄松月(ヒョン・ソンウォル)三池淵管弦楽団団長が舞台に上がり、南側訪問に対する所感を述べ、歌を歌い、熱気をさらに盛り上げた」「公演は鑑賞者に大絶賛された」と伝えた。

 さらに、高官代表団が11日に韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相主催の昼食会、任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長が催した夕食会に招かれたことも伝え、「昼食会と夕食会は終始、和気あいあいとした雰囲気で進んだ」とした。