宮原知子【写真:Getty Images】

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回転不足とみられ「68.95」点に終わった宮原を待っていたのはコストナー

 平昌五輪は11日、フィギュアスケート団体予選が行われ、女子ショートプログラム(SP)で宮原知子(関大)は68.95点で4位に終わった。ジャッジに回転不足と判断され、得点が伸びなかった宮原だが、演技後に競技者と労わりあう“あまりに美しきハグ”が海外で話題を呼んでいる。

 宮原は“ミス・パーフェクト”の異名に相応しい華麗な舞いを披露。冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループの連続ジャンプを見事に着氷すると、ミスのない完璧な演技を披露。滑り終わると笑顔とともにガッツポーズも飛び出した。

 キスアンドクライで表示された「68.95」というスコアをみた宮原は少し驚いた表情に。結果として、連続ジャンプで回転不足による減点となったが、海外のフィギュアファンの間ではこの判定がSNS上で議論の的に。「サトコ・ミヤハラの得点は盗まれた」「全く正義が感じられない」などという声が上がっていた。

 そんな宮原をミックスゾーンで労った“戦友”がいた。SP2位だったカロリーナ・コストナー(イタリア)は、初の五輪の舞台を踏みしめた19歳のライバルと抱擁したという。

親日家、コストナーとのハグシーンは「とても美しい光景だった」

 米テレビ局「NBCスポーツ」のニック・マッカーベル記者が、ツイッターでその様子を伝えている。

「カロリーナ・コストナーは、ミックスゾーンでサトコ・ミヤハラに歩み寄ると大きなハグで迎えた。それはとても美しい光景であったと感じた」

 ソチ五輪銅メダルのコストナーは、8日に31歳の誕生日を迎えたばかりのベテランはかつてイタリア地元紙のインタビューで、「私へ、そして私の滑りに対して、大きな愛を見せてくれた。私は日本を愛しています」と親日家ぶりを明らかにしていた。

 12歳年下の日本の19歳を労い、その行動が脚光を浴びたコストナー。リンク内では美しく競い合い、リンク外ではリスペクトし合う、スケーターたちの精神は五輪の舞台であっても少しも変わらないようだ。(THE ANSWER編集部)