ゴルゴ13に学ぶ!ビジネスのプロになる13のノウハウ(下)

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漫画『ゴルゴ13』(ゴルゴサーティーン)は超一流のスナイパー「ゴルゴ13」の活躍を描く、さいとう・たかをの作品。小学館「ビッグコミック」で1968年より、現在にまで連載中(コミックス既刊187巻)だ。昨年は50周年の記念イベントなどもあった。「ゴルゴ13」の魅力は何と言っても、プロフェッショナリズムと言える。前回に続き、作品中からビジネスに役立つ13のノウハウを抽出してご紹介する。

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プロフェッショナルの仕事相手は
同じくプロに限定される

●8 愚直さを大事にする

 ゴルゴが重要な仕事を依頼する相手は、報酬の多寡にかかわらず、決められた自分の役割を忠実かつ愚直、確実にやり遂げる者たちに限られる。

 ゴルゴはカンボジアの奥地へ飛ぶためのヘリの操縦を、ベトナム戦争で活躍した元兵士に依頼する。そしてヘリを思うがままに操るそのプロ根性を「その男は金で仕事を選ばない、内容で選ぶのだ」と説明する(104巻、以下カッコ内の数字は巻数)。

 また、長年世話になっていた情報屋ジェイスの息子、ピーターにはじめて自分の標的の情報を仕入れるよう依頼する。しかし、情報が漏れて劣勢に陥ってしまう。ピーターは、ゴルゴと同じ危機意識を持ち合わせていたため、万一に備えて地下坑道の抜け道を用意していた。ゴルゴはそれを使って標的を狙撃し、一命をとりとめることができた。このときゴルゴは「選んだ相手が、俺を裏切らない限り、相手の調査を信じて行動するしかないと思っている」と言っている(151)。

 プロは一度依頼を受ければ、依頼者に忠実であるのも言うまでもない。情報を自分と敵方と両方に売った情報屋に、「おまえ……プロの掟を知っているな? プロは二重に仕事をひきうけないことだ……」と発言している(40)。

 ビジネスにおいては、自分が信頼できる者とそうでない者を見極め、信頼できるものを信じて行動することが大切である。では誰が信用できるのか。結局は熱意や、報酬によらず、自分の信念や役割を忠実に果たそうとする愚直な態度から、信用できる者はおのずと知れるのである。表面的な巧言令色や甘言に惑わされてはならない。また、依頼者に忠実におのれの役割を全うしようとする者は、八方美人で要領よく振る舞ったりしない。

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