vol.6バレンタインの朝【山科ティナ×arの妄想ストーリー】

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こんにちは、日々ハッピーエンドを前提に「妄キュン漫画」とやらを描いている山科ティナ(やましな・てぃな)です。
3月号のarを読みながら膨らんだ(膨らんでしまった…)妄想を、4ページのショート漫画として描いていきます♬

ではでは、第6回の漫画をどうぞ。

vol.6バレンタインの朝


NEXT:山科さんの妄想後記♥

日本のバレンタインデーは、
女子のためにある日だと思う。

女として生まれて22年目、
小学校、中学校、高校、を全て共学で過ごしてきた自分は
「女らしく生きている」と、同性から影で「ぶりっ子」と言われることを知っていた。

思春期だった頃のわたしは、
気付いたら話す声を少し低くし、
男っぽい口調をマネするようになった。
ピンクよりも黒の服を着て
「サバサバ系女子」という言葉で武装をした。

 

けれど、
2月14日の存在がそんなわたしを
少しだけ変えてくれた。

 

スイートチョコレートの香りと、真っ赤なハートが散りばめられたラッピング袋。

 

14日を口実に、
女友達と集まってチョコレートスイーツを作った日が忘れられない。

14日を口実に、
少し背伸びをしてデパ地下の高級ショコラをドキドキしながら見て回った日が忘れられない。

14日を口実に、
初めて好きな人に気持ちを伝えられたあの瞬間が忘れられない。
普段は会話をしていても目をすぐに反らしてしまうのに、
この日だけはファッション誌の白黒ページで習得した「上目遣い」で彼を見つめることができた。

 

「2月14日」だけが、「女の子らしく生きてもいいんだよ」と伝えてくれていた。

 

今回はそんなふうに、
女の子が最高に女の子らしく、ラブリー全開な漫画にしようと思ったのでした。

ハッピー、バレンタインデー。

 

漫画・文:山科ティナ

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