もっと!「日本の美味しさ簡単レシピ」
高知の香り高い「ゆず茶」と「柚子果汁」をふんだんに使って、ほろほろ柔らかい鶏の照り煮を。

旅行先で買ったり、おみやげでもらったストックフード、キッチンに埋もれてませんか?その1品、ぱぱっとひと手間加えるだけで、きちんとしたひと皿になるんです。料理家さんたちが提案する、日本各地のストックフードを使った簡単レシピの連載を、より詳しく、コツやポイントとともに紹介します。今回は美才治真澄さんが高知の「ゆず茶」と「柚子果汁」をアレンジしました。

十一皿目 美才治真澄さん×ゆず茶・柚子果汁 酸の効果で普通に煮るより短時間で柔らかく!

高知といえば、柚子。全国シェアの5割をしめる日本一の産地では、加工品もさまざまある中、柑橘のアロマ香る甘い柚子茶は人気の高いひと品。「この馬路村のゆず茶はマーマレードのように皮入りなので苦みもほどよく、香りもよいのでおすすめ。加えると自然に照りも出ておいしそうに仕上がるうえ、柚子の酸で短時間で鶏肉が柔らかくなります」と、美才治さん。

▶まずは、材料の下準備をします。

今回もすごくカンタン!鶏肉をこんがり焼いたら、柚子をふんだんに使った調味液を加えて煮るだけ。

▶鶏肉をフライパンでこんがり焼く。

ごま油をしいて、鶏肉をまんべんなく全面焼いていく。脂が出てきたら、キッチンペーパーで拭きとって。

▶柚子茶と果汁で調味を作る。

果汁と柚子茶をボウルに入れ、調味料を加えていく。

▶ゆず茶、果汁を加えた調味液で煮ていく。

ゆず茶、果汁に醤油、風味をプラスする酒を合わせた調味液をフライパンに加える。にんにくもみじん切りにして。

▶落としぶたをして30分ほど煮る。

調味液を加えて煮立ったら弱めの中火に。落としぶたをして、30ほど煮ていく。

▶ほろほろ鶏肉が柔らかく、柚子の風味香る照り煮のできあがり。

「果汁がないときには、柚子1個を半割にして絞り、皮をそのまま加えて煮ても。今回はぶつ切りを使っていますが、骨付き鶏もも肉1本にすると、ごちそう感が出ます」と美才治さん。柚子の酸の効果で煮る時間も短くなるうえ、骨のカルシウムが溶け出すので、煮汁も残さずいただくと栄養が無駄なく摂れる。おいしいだけじゃなく、柚子を加えることで調理面でも栄養面でも効率UP。ぜひ今夜のひと品に!ごはんはもちろん、パンにもぴったり。

今回使用したのはこちら

【ゆず茶】【柚子果汁】

生産量日本一を誇る高知より、無添加・ストレートの100%果汁の「柚子果汁(岡林農園)」。東部の山間で収穫された柚子の果汁に細切りにした皮、はちみつなどと合わせた「馬路村ゆず茶」。(まるごと高知☎03-3538-4365)

今回のレシピはこちら

【鶏の柚子照り煮】

材料(2人分)
鶏もも骨つきぶつ切り肉……300g
ゆで卵…………………………1個
ごま油……………………小さじ1
スプラウト……………好みで適宜

A
にんにく(みじん切り)……1片分
柚子茶…………………………70ml
柚子果汁………………………50ml
醤油…………………………大さじ1
酒…………………………………150ml

作り方
1.フライパンにごま油をしき、鶏肉を並べる。時々転がしながら全面にまんべんなく焼き目をつける。脂が出てくるのでキッチンペーパーできれいに拭き取る。
2.1.にゆで卵、(A)を加え、煮立ったら落し蓋をして弱めの中火で30分ほど煮る。
3.煮汁が少なくなったら煮汁を全体に絡め器に盛る。好みでスプラウトを添える。

レシピを教えてくれたのは……

【美才治真澄】
びさいじ・ますみ/フードコーディネーター、管理栄養士。雑誌、書籍のレシピ提案ほか、料理教室、ケータリングなど多彩なシーンで活躍中。

photo:Chihiro Oshima