優勝者には高級車一台を贈呈! 中東諸国もeスポーツが盛んである

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 日本では最近eスポーツに関する盛り上がりを目にするようになりました。

 海外でも、様々な大会や豪華商品、高額賞金に関するニュースがあります。たとえば、ゲームばかりやっていた息子がeスポーツで有名人になり、会計士である自分の年収を超えるようになったことに対し困惑する父親の記事などがあります。

 そんな勃興するeスポーツの、アラブ首長国連邦ドバイで行われた大会に参加させていただきました。

 そもそも中東ではテレビゲームは家庭内、ゲームセンター含め人気であると言えます。

 流行しているテレビゲームはスポーツゲーム(特にサッカー)、対戦型格闘技ゲーム、オンラインシューティングや、コールオブデューティーなどの「FPS」系のゲームが盛んで、小さな子供から30代後半くらいの大人までゲームをする層は幅広いです。

 そんな数千万人を超える中東のゲーマーたちに対して、今回サウジアラビアにある有名なイベント会社「True Gaming」主催によるX-BOXのレースゲーム「FORZA7」の「中東湾岸サーキットチャンピオンシップ」が開催されました。

 こちらの会社は中東のX-BOX、マイクロソフト社が公式スポンサーとしてついており、まともな運営ができない中東のイベント会社がほとんどの中で、抜きん出てまともであるといえます。

もう一つのスポンサーのジャリーラ・ブックストアは中東湾岸全域で店舗を展開する有名なアラブ資本の書店です。

 このTrue Gaming社は中東の中から広く約100人の「FORZA7」の猛者を競わせ、その中から10人を選抜しドバイの複合エンターテイメント施設、「HUB ZERO」で本大会を行うことになりました。

 

 そして目玉の優勝賞品はマセラッティの新車をそのままプレゼントという豪華さ!! 

1位以外は一切何もないALL or Nothing形式の競争と言えます。

そこにアラブ首長国連邦、クウェート、サウジアラビア、バーレーンなど各国の猛者が巨大スクリーンで各々のテクニックを披露します。

 レースの舞台はドバイとフランスの指定されたサーキット場を走ってそのタイムの合計が最も早い選手が1位となります。

 HUB ZEROの一角で開催されたこのイベント、最初は地味に始まりましたが実況に中東の著名ユーチューバーも加えて生放送がライブ配信され、ドライブテクニックに長けた選手が良いタイムを出した時には会場でもオンライン上でも歓声が上がりました。

◆優勝者は一児の父親! 商品金額の上限はなし

 大会ではアラブ首長国連邦、クウェート、サウジアラビア、バーレーンなど各国の猛者が巨大スクリーンで各々のテクニックを披露。レースの舞台はドバイとフランスのサーキット場で、タイムの合計が最も早い選手が1位となります。

 HUB ZEROの一角で開催されたこのイベント、最初は地味に始まりましたが実況に中東の著名ユーチューバーも加えて生放送で行われ、ドライブテクニックに長けた選手が良いタイムを出した時には歓声が上がりました。

 そしてサウジアラビア人とアラブ首長国連邦のドバイ人、上位2名による激しい接戦の末、ドバイの選手が競り勝ちマセラッティは彼の手に渡りました。エンジン音がHUB ZEROの中で鳴り響きます。

 勝利の決め手はマシンに多くのお金をかけてチューンナップした点と、どれだけコースを練習したか、という点が挙げられるそうです。

 優勝者の方は普段は普通に働いていますが、空いた時間はほとんどゲームに費やしているそうです。そして一児の父親でもあり、自分の息子には進んでゲームをさせているとのこと。

 True Gaming社のアフメド氏は本イベントについて参加人数や規模感を考えると成功したイベントであると考えており、今回優勝者への賞品にマセラッティを設定したので次はスポーツカー、例えばランボルギーニまたはロールスロイスのような車にしないと目新しさがなくて困る、その辺の盛り上げる要素の選択が大事だ、と話していました。

 中東ではeスポーツの賞品の上限金額設定がないのか、その辺を気にしている様子はありませんでした。

 今後は対戦型格闘ゲームやスマッシュブラザーズなど様々なゲームでイベントを開催する予定だろうで、中東のeスポーツからはますます目が離せなくなりそうです。

【鷹鳥屋明】
たかとりや・あきら。大分県出身。大学で歴史学を学んだ後、重電メーカー、商社などを経て、日本と中東の合弁ベンチャー企業に勤務。個人的な活動として日本と中東各国で、アラブ民族衣装服を完璧に着て日々の仕事を行っていることから多くのメディアに取り上げられInstagramのフォロワーが約7万人、ツイッターのフォロワー3万人突破。中東と世界に日本文化、技術、文化を伝える語り手となるべく奮闘中。アラブ情勢について日本のテレビ番組でコメンテーターを務めることも。
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